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katzeの日記: 読書

日記 by katze
読書は昔から好きだ。

割と寂しい子供時代を送っていたせいかもしれない。
気がついたら周りに転がっていた本を読んでいるような子供だった。
小学校に上がってもそれはまったく変わらず、休み時間になると自席で本を読んでいた。
おかげでまったく友達はできなかった。自業自得というやつだ。

読み聞かせなんてことはまったくしてもらった記憶がない。
ただ、自分の孤独な環境を忘れたかっただけで本を読んだ。
しかし親に愛されなかったというわけでもない。
むしろ甘やかされて育ったほうだと思う。
思春期の頃はときどき、自分は他人の愛情を感じる回路が壊れているんじゃないかと怖くなったこともあったが、今ではわかる。
あれは甘やかしだったと。
上の兄弟二人が幼児期に死んだり、自分自身が幼児期に病弱だったことも関係しているんだろう。
だから親を責めたりしたことはないが、でもあれは愛情ではなかった。それに近い、しかし何か違うものだった。
それについて自分がどう感じているのかは未だにわからない。
怒っているのか、哀しんでいるのか、憐れんでいるのか、感謝しているのか。
そのどれでもなくどれでもあるようなあやふやな感じ。嫌いな感触だ。
だから本に没頭したという側面も否定できない。

小学校で国語のテストを受けるたび、国語というのは先生が答えてもらいたい答えを返すものだという小ずるい知恵も身についた。
同じ要領で読書感想文も楽勝だった。
何枚か賞状をもらったこともある。
でも感想文を書いているとき、頭の中で「ウソくせー」と嘲っている自分がいたことも事実だった。
自分の通っていた小学校では、入賞すると感想文を朗読させられ、全校放送で流された。
放送されるたび、逃げていた。
今でも、自分のしゃべっている声を録音して聞かされるのは、好きではない。

読書に関するストーリーを見てずいぶんイロイロな考え方があるんだなあと思うと、ふと思い出したのでつらつら書き連ねてしまった。
しっかし「自分が苦手だからいらない」ってことを言いたいがためにずいぶんイロイロな表現をひねり出すもんだよな。

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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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