kawa-tの日記: 自宅PCのDebianをamd64に移行 4
最近は32ビット版ソフトウェアのサポート打ち切りのニュースが珍しくはなくなったが、移行する理由がなかったので、自宅PCのDebianではi386版を使い続けていた。しかし、Stretchではpepperflashplugin-nonfreeが無くなり、Flashの利用のために、amd64版しかないChromeの使用も視野に入れる必要が出てきたし、SimplenoteのLinux用クライアントがamd64版しかないとなると、そろそろ移行すべき時期のように思えてきた。
数日前から下調べをして、念のため、DebianのLive USBを作成し、動作を確認したり、手順の確認をしたりした。昔と比べると、今どきのDebianはアーキテクチャの移行がとても簡単らしい。大雑把に書くと、以下の3ステップになる。
1. カーネルのイメージをamd64版に差し替え、カーネルだけamd64版が動作するようにする。
2. dpkgとtarをamd64版に差し替え。
3. 他のパッケージをamd64版に差し替え。
しかし、その簡単なことで躓いた。3.のところで、apt-get -f installが効かない。aptitudeのamd64版をwgetとdpkgでインストールして、使い慣れたaptitudeでの手作業によるパッケージ選択に逃げた。一旦、全てのパッケージを削除にして指定して、それから改めて、インストールするパッケージを選択すれば良かったのかもしれないが、冷静に考えられる状態ではなかったので、エッセンシャルなパッケージの削除を躊躇してしまい、依存関係を解決できないまま、時間を浪費してしまった。
頭を冷やしてから再挑戦の予定。
再インストールのほうが簡単そうではある (スコア:0)
もちろん、おもしろそうなのはインストールしたままの移行ですけどね。
パッケージを全部削除したら(できたとして)、たぶんほとんどのファイルが消えてしまいます。
aptitudeなどで削除マークをつけただけのあとにインストールを指定すると、マークがはずれるだけ。
apt-getなどには強制reinstallのオプションがあるので、これを使えばいいのですが、
パッケージ名を指定する使い方しかやったことないです。
インストール済みパッケージ一覧をつくって、1つ1つapt-getするようなスクリプトにしてみるとかかな。
Re:再インストールのほうが簡単そうではある (スコア:1)
コメントありがとうございます。
aptitudeではダメで、apt-getを使いこなせる必要がありました。また、移行前のシステムにWheezyやJessieから持ってきているパッケージがあって、まずは、そのあたりをクリーンにし、必須ではないパッケージを削除して、最小構成のシステムで挑むべきでした。何とか復旧しましたが、手間を考えると、再インストールの方が圧倒的に楽です。
あと、仮想環境で試しておくべきでした。いきなり本番をするには罠が多すぎ、と言うか、舐めすぎていました。
そっちか…… (スコア:0)
Gentoo Linuxで言うところのNo multilibに移行したとかいう話かと思った。
Archなんてデフォルトがmultilibなしだから、遅すぎるくらいじゃねーのとか思いながら開いたら、まさかのi686 → x86_64移行の話で驚いた。
10年前ならいざ知らず、遅すぎるって次元じゃねーだろ常識的に考えて……
この人、夏休み最後の数日間くらいになってから本気だすタイプの人ですわ。(察し)
Re:そっちか…… (スコア:1)
いつもの方ですね。コメントありがとうございます。
10年前と言うと、amd64用のDebian安定版が初めてリリースされたときです。Debianの導入数で、amd64がi386を抜いたのが5年前。自宅PCに関しては、3年前にHDDを換装するついでにクリーンインストールをしているので、移行するとしたらその時だったかもしれないですね。