
kawakazuの日記: RHEL互換OSの状態 1
20220514時点で主要なもの
DistroWatch.comでEuroLinux 8.6のニュースを見て気になったので整理してみた
Rocky Linux : CentOSの共同創設者がかかわっている、各種クラウド基盤で正式提供されている
AlmaLinux OS : 米CloudLinux社がサポートしている、提供スピードは結構速い(8.6を正式リリース済み)
Oracle Linux : 米Oracle社が提供、カーネルがRHELとは異なる(互換カーネルもあり)、DB向けチューニング向け設定が最初から組み込んである
Navy Linux : 米Navy Foundationが提供、無料のDNSホスティングのClouDNSとかがスポンサー
Springdale Linux : プリンストン大学とプリンストン高等研究所がメインで提供、CentOSが出る前から作ってるので歴史の長い、昔の名はPUIAS Linux
Eeuro Linux : ポーランドのEuroLinux社が提供、前からRHEL互換OSを作ってたみたい
MIRACLE LINUX : 日本のサイバートラストが提供、開発スピードは遅め
RedHawk Linux : 米Concurrent Computerが提供、x86リアルタイムカーネルに置き換えられている、CUDA Toolkitが最初から組み込まれてたりしてRHEL互換性がある別OSって感じ、有料?
VzLinux : スイスのVirtuozzoが提供、OpenVz向けに開発中
ざっと見た感じRockyが一歩抜けてるのかな?
AWS,Azure,GCPで公式導入されてるし
AlmaLinux OSとVzLinuxはもともとOpenVzメインで
ホスティングサービス提供してる会社なので作る必要があった感はある
Navy LinuxやEeuro Linuxとかは知らんかったなあ
MIRACLE LINUXは最初の威勢はどこ行った
個人で勉強がてらならOracleとかでもいいかな感はある
まあ何だかんだ言って
Amazon Linuxが実は一番使われてるRHEL互換OSなのかもしれないが
# 2022はFedora 35ベースっぽい
SecureBoot対応かどうか (スコア:1)
試してみた中だと、Oracle Linux、AlmaLinux、RockyLinuxはSecureBoot対応だけどVzLinuxは非対応でした。
で、VzLinuxはパッチ提供が遅いし、OpenVzが使えることを期待していたのに、非契約ユーザにはOpenVz関連パッケージが提供されていないようで、使う意義が見いだせなかったですね
あと、HuaweiのopenEuler [openeuler.org]もとりあえずRHELが元になってますが、離れ始めてるので、どう見るか、というところ