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kazunosukeの日記: 『座頭市』 4

日記 by kazunosuke

 朝一で『座頭市』を観に行きました。

 …パーフェクトです。

あぁ、エンターテイメントって、こういう映画のことを言うんだなと思いました。
今年観た映画…いや、ここ4,5年の間に観た映画の中で1番です。
キタノ映画を観るといつも感じることですが、「次回作ではこの作品は超えられないだろう」という
僕の安易な想像を、いつもあっさりと裏切り、そして有り余るものを提供することができるこの才能。
すごすぎます。

 今回の作品は具体的に何がすごいかって、まずはその殺陣。
キタノ映画は監督が演技指導をしないことでも有名ですが、この殺陣は
監督自ら指導したこともあり、とても美しかったです。
躍動感が尋常じゃないんですよね。
もちろん、たけしや浅野忠信の運動神経というのもあるんでしょうけど。
確かに人間がバッタバッタと切られていくさまは、目を覆いたくなるほどです。
でも、ただ「残酷だ」と言うだけなら見終わった後の、この爽快感はどう説明すればいいのか?
R-15の映画で残酷と言えばそうなのかもしれませんが、僕はその中に絵的な
「美しさ」を感じざろう得ませんでした。
人の注射も見れないくらいなのに不思議ですね。
#やっぱりそのあたりが監督としての才能なんだろうな。。

 その他にもお勧めのシーンは数限りないです。
最初のタイトル登場から度肝を抜かれ、ガダルカナルタカのお約束笑いもあり、
時代劇ならではの敵討ちあり、鈴木慶一の音楽も効果的でした。
16歳の女形役の少年に驚き、浅野忠信の役者っぷりに感動。
映画最後の全員揃ってのダンスには正直涙が出そうになりました。
それでもやっぱり最高のシーンはたけしと浅野忠信の決闘のシーンかな。
個人的に伝説の『椿三十郎』ラストの決闘シーンを超えたと思います。
たけしも浅野もかっこよすぎて思わず涙が…(ぉ。

 日本映画もまだまだ大丈夫。むしろキタノ映画は世界を突っ走っています。
『踊る大捜査線』を観に行った人の半分でも、この『座頭市』のために映画館へ
足を運んでもらえればなと思います。
ベネチア監督賞作品は伊達じゃないぞ、と。

 採点・☆☆☆☆☆
(☆20点、★10点、100点満点)

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  • by nidak (2008) on 2003年09月07日 16時04分 (#392852) ホームページ 日記
    NZじゃ、観たくても観れないよ『座頭市』。

    かわりと言っては何ですが"Finding Nemo"を観てきました。
    相変わらずのユーモアセンスだけれど、Monster's Incの方が
    面白かったかも。エンディングのスタッフロールの後ろで、
    あの一つ目が泳いでいたのは、なにげに嬉しかった。

    やはりPixerにとってDisneyは別にもう必要ないかも。
    --

    There is no spoon.
  • > ただ「残酷だ」と言うだけなら見終わった後の~

    蛇足的表現かもしれませんが、「ワタシ斬る人、アナタ斬られる人」の立場が明確になりながらもその状況説明がちっとも苦にならずにすんなり受け入れられたところが非常に良かったです。
    この世は常に無常なり…<え?

    (うちの日記にリンクさせていただきました。)
    •  そうですか。観られましたか。良かったですよね~。
      本当に良い作品なので、本来だったら感想は「良かった」の一言で終わらせるべきなのかな。
      作品の優秀さの前ではどんな批評も感想も無意味ですから。
      ちょっと感動につられてダラダラ書きすぎちゃったかも(ぉ。

      …リンクしちゃいましたか。
      あまりにもヘボヘボで小学生の感想文ちっくなので、恥ずかしいですなぁ。
      「映画批評」なんて恐れ多くて「バケラッタ」って感じです(どんなだ。
      親コメント
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