kazunosukeの日記: 『ジョゼと虎と魚たち』R
というわけで『ジョゼと虎と魚たち』リターンズ(おいおい。
仕事帰りにまたもや観てきました。確認したいことがいろいろあって。
前回に比べ、今日は渋谷という場所もあるのか、若者のカップル率が以上に高く
息苦しかったです(僕はひとりで観てました)。
・・・うーんと、、、、やっぱり良かったですよ。良くつくられている映画だと思いました。
それは演技の上手な俳優さんたちによるものなのか、よく出来過ぎの脚本によるものなのか、
監督のフィーリング勝ちなのか、くるりの音楽か、ハタマタ総合的なものなのか、
よくわからないけれど2度観ても感動してしまったのは事実です。
田辺聖子の原作はどちらかというと女性の視点から書かれています。「ジョゼ」の視点です。
でも映画は「恒夫」の視点から書かれています。脚本家さんは女性なのに。
この人は何故これほどまでに、情けない男の痛みを忠実に再現できるのかと関心しきりです。
やっぱりこの映画を観て「くる」男性は僕だけではないようで、隣で観ていたカップルの
男の子が映画を観終わった後、人目をはばかることなく号泣していました。
女の子はビックリした様子で笑いながら「ちょっと○○ちゃん、どうしたのよ!?」みたいなことを
彼に言っていました。男の子は「ごめん、ごめん」となぜか彼女に謝りながら、
それでも涙は止まりませんでした。
・・・わかるよ。わかる。僕は彼女を突き飛ばして彼を抱きしめてあげたかった(ぉ。
しかしなんで男って生温かく、バカみたいに過去を時に想い出しては涙して、
すがらないまでもいつか顔を持ち上げては、その感情に支配されることがあるのでしょう。
この映画は恋愛をし、別れを経験したことがある人・・・いや、あえてここは「男性」としよう
・・・恋愛をし、別れを経験したことがある男性には必ず理解されるものだと思います。
男は普段、変に感傷的にならない分(あえて悲劇のヒーローを演じることが少ない分)、
余計にダメージが大きいのです。
僕の隣で涙していた彼は唐突に心の奥に眠る何かを揺り起こされたのでしょう。
だとすれば彼女に「ごめん、ごめん」と謝っていた理由も何となくはわかる気がします。
この日記を読んでアホみたいに影響され、
「じゃあ観に行くべ。しょぼくても“かずのすけセンスない”って言えば済むしな。わはははは」
と、どれくらいの人が思うかはわかりませんけど、これを観て共感できる人なら
仲良くなれそうな気がします(逆は真ではないけれど。
#もし女性でしたら、過去に別れた情けない男が「こういうこと思っている(いた)のかな」と
#イメージして観ると良いかもですね。
#採点を変更しておきました。
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