kazunosukeの日記: 0406『美しい夏キリシマ』 2
昨日、神保町の岩波ホールで『美しい夏キリシマ』を観てきました。
神保町の古本街は今までもよく行っていましたが、岩波ホールの映画は初めてです。
ホールに入ると平日の夕方(仕事が早く終わったので)なのにもう観客でいっぱい。
客層は殆どがシルバーセイント・・・じゃなかったお年を召した方ばかり。
この映画は「キネマ旬報」の2003年ベスト1に選ばれた作品で
(「キネマ旬報」読んでいる20代ってのもアレかな)、
しかも岩波ホールでしか公開していないのですよ。そうしたらお客さんも集まりますよね。
作品の上映前、この日は初日でもないのに偶然、監督の黒木和雄氏が岩波ホールに来ていて、
予期せぬ舞台挨拶を聞くことができました。この映画は監督さんの体験を元にした
作品なんだなぁって思いました(映画の内容を仕込まずに観に行ったので)。
これは戦争の映画です。
でも戦闘シーンは1回も出てこない。それなのに100%戦争の映画。
1945年8月の宮崎県霧島に住む少年の視点から、戦争を捉えた映画です。
少年の体験した、友人を見捨てることしかできなかった動員先の工場での空襲の記憶。
戦争に対する複雑な思いがとってもよく表されています。
しっかし、この主役の少年がほんとに演技が上手いんだ・・・なんでかなと思って、
上映中にチラッと売店で買ったパンフレットを見てみたら「柄本佑」と書いてありました。
「あ、柄本明の息子かぁ」と納得(『偶然にも最悪な少年』にも出てましたね)。
これは年配の人向けの映画なんですかね。
そんなことないと僕は思ったんですけど・・・。
ドンパチの戦争映画も確かに考えさせられることは多いですが、
やっぱりこういう映画も観ないとダメですよ。
とくに僕らみたいな戦争の「せ」の字も知らない若い世代が観て「戦争って怖いな」とか
そういうことを感じる以前に、とにかく観ないとダメです。
とってもお勧めの映画。とくに若い世代に。
採点・☆☆☆★
(☆20点、★10点、100点満点)
いま気がついたんだけど (スコア:1)
解夏といい、ジョゼと虎と(以下略)といい・・・
私も観たいと思いながら現在スルー中
なんだかね、インスパイアされそうなので書き込んじゃいました。
#すでにインスパイアされているともいう
僕が映画を観る理由 (スコア:1)
そうですよー。自分でも「今年映画何本観たっけ?」と忘れてしまうので。
この映画日記は自分の記録と同時にCMでもあるわけです。
こんな拙い文章を読んで、もしインスパイアされたとしたら僕は万々歳ですよ。
もーっとたくさんの人たちに映画を観て欲しいのです。
そうすれば映画料金も下がるかもしれないし・・・というのは冗談ですが(ぉ。
映画は人間性を高めるものだと思うわけです(大きく出たな。おい)。
僕は人間性って「感情移入」だと勝手に考えています。つまり嬉しく思う人がいたら
自分も嬉しく思い、悲しく思う人がいれば自分も悲しく思う。花が綺麗だったら
「なんて綺麗な花だろう」と感動する・・・そういうことって大事だと感じるわけです。
若者の犯罪にしても、自己と他者との切り離しが、いとも簡単に行われているからこそ
「俺じゃねーし」と他者の痛みを共感することができない。
普通に生きていたら、それほど感動することもありません。
いや、あるのかもしれないけれどそれに気付くことは少ないです。
でも映画だと簡単にそれができるのです。映画館は暗くて、スクリーンに向かう視野を
邪魔するものはない。テレビのようにCMも入らないので途中で我に帰ることも少ないし、
「そういえば冷蔵庫にプリンがあったはず・・・」と気分があっちこっち行くこともないです。
嫌な感じの後味が悪い映画も大好きです。実体験で経験する勇気が僕にはないから。
でも、痛みを手に入れないと、他人の痛みにも鈍感なまま。
だから映画はうってつけなのですよ。楽しく、感動する映画なら尚のことです。
「他人の気持ちになって考えてみろ!」
と、むかしよく先生に言われました。だけどあんまりイメージが湧かなかったです。
そりゃ「しまったなあ」とは思いましたけど。でもその感情が果たして悪いことをしてしまった
友人に対しての「しまった」なのか、自信を持って断言できません。
・・・もしかしたら先生に怒られていることの「しまった」だったのかも。。
#映画と同じく読書も好きですよ。ま、感情移入の面で考えると近いですよね。
・・・と、まあ、だらだらと「映画を観る理由」を書き連ねてきましたが、
それは後付の理由です。すいません(笑。
本当の理由は映画が好きだからですよ。インスパイアされちゃって下さい。
以上、CM終わり。