kazunosukeの日記: 0429『2046』 2
女優さんの一つ一つのセリフと涙に、胸が締め付けられる映画でした。
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もう少し詳しく書いておきましょう。
行ってきました『2046』。えっとですね・・・わけわからん映画です。
そう感じる人はけっこういるんじゃないかな。もともとウォン・カーウェイの映画ってワケわからない
って言われることが多いから。この作品もそう。今まで以上かもしれない。
俳優は出過ぎで、話の時間軸と舞台転換がコロコロと入れ替わるし・・・。
でもそれを「ワザと」しているのが分かっていて、映画をテキスト的なものと決め付けない人は
『2046』をクリアできるのかもしれませんね。まぁ楽しめた人勝ちですよ。
以前の恋を忘れられない主人公の前に何人もの女性がやってきては通り過ぎて行きます。
恋人に刺されてしまう女。遊びのつもりが本気に彼を愛してしまう女。過去の愛に縛られて
黒手袋を外せない女・・・。そんな主人公の前にある女性が現れます。
自分が住むホテルのオーナーの娘。彼女は日本人と報われない恋に落ちています。
彼女と日本人の恋人、そして自分の周りを通り過ぎていった彼女たちを登場人物に
主人公は小説を書き始めます。小説のタイトルは『2046』。ホテルの部屋番号だった
なんでもない数字の小説は一人歩きをして・・・いつしか彼は小説の日本人の恋人に自分自身を
投影しているのでした。
・・・と、そういうようなあらすじなんですが、とにかくトニー・レオンがカッコ良過ぎだわ。
やべーよ。カッコよくてムカつくもの。エロい顔でニヤけているだけなのに彼に引きずり込まれます。
『風と共に去りぬ』のレット・バトラーみたいですよ。男の色気っていいですね。
「俺と一緒に行かないか」を連発している人。いえね、最初キャストを聞いたときには
「エー?!キムタクなの??」と思ったんだけど、なかなかどうしてはまっているかな。
棒読み具合が。この映画を観終わって、自分の好きな俳優さんを彼の役に当てはめようと
思ってもうまくいかなかったもの。それって役を自分のものにしているってことなのかもね。
フェイウォン、彼女はいいねー。衝撃を受けたのはもちろん『恋する惑星』だけど、
何年経っても綺麗さは変わらないですよ。トニー・レオンはオッサンになってしまったけれど。
そういえば彼とのツーショットは印象深かったなぁ。時間と共に映画も変われば観ている僕さえも
変わっている事実を突きつけられた気がしてね(しんみり)。
チャン・ツィイー。もー、モー、最高ですよ。かわいいですよ。
どの辺がいいのかというと(以下4000字略)というわけです。彼女目当てに観ても良いかもね。
あとはドン・ジエが一瞬だったなぁ。「え?これだけ?」って感じでした。
でも久しぶりにスクリーンで拝めたのでヨシとする(ぇ。
最初に書いたとおりストーリーにはひねりもなく、時間軸も複雑で、登場人物はビックネームの
消化不良で過食気味。キレイな女優さん目当てでなければ映画の魅力も半減する人は多いかも。
だけど僕は映画の中盤以降ずっと震えていたよ。言葉がひとつずつ心に刺さった。
チャン・ツィイーの言葉。たしかに遊びなんて意味ないよ。好きな人と一緒に居たいと思うだけ。
アンドロイドが感情を出さないのは時間がそうさせているわけではなくて・・・。
主人公が哀しすぎる。僕はそんなに哀しい人間じゃない。報われない恋に縛られたりはしない。
そんな彼を「バカだなぁ」と思っちゃうけど、なぜか彼に感情移入してしまう僕もバカだね。
“なぜか”じゃないよ。理由はわかっているから。
香港が返還されて50年、「何も変わらない」時間が終わろうとする2046年。
自分が生きているとするならば、そのときの12月24日には誰と列車に乗っているのかなんて
考えてしまったよ。
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採点・☆☆☆☆☆
(☆20点、★10点、100点満点)
試写会見た女性の映画の役どころでの人気投票では (スコア:1)
-------☆桜色にぽっ☆poka---
わかるなぁ、それ (スコア:1)
トニー・レオンがすっごくバカに思えました。あれでは絶対に勿体ないオバケが出ちゃいます(笑。