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kazunosukeの日記: Pay It Forward

日記 by kazunosuke

 1歳を過ぎた甥っ子をみていると「こんなにかわいい奴がこの世にいるのかな?」って思えてくる。
立って歩けるようになって「だーだー」とか言っている。姉やジジイとババアには癇癪起こしたり
しているけど、僕が同じ空間にいると身構えて静かになる。慣れの問題なんだろうけど。
それでも気になるのか部屋の反対側にいるのにこっちをジッと見ている。
そんなに見られたら穴が開いちゃうってば。

 雑誌をみていたら一緒に覗いてきた。
僕がページをめくるたび反応をする。そして「くーん」と普段聞かないような声を出した。
どうしたのかな?と思ったら子犬の写真が載っていたページだった。テレビで猫がチラッと映った。
やっぱり同じような声を出した。外に行った。犬がいた。僕は怖いから近づかない。だけど彼は近づこうとする。
また同じような声を上げる。わかっているんだ、こいつは。「犬さんだね。かわいいね」と
ババアが犬がいるたび、テレビに映るたび声を掛けていた。「犬や猫はかわいいものだ」と認識している。
こうやって人間は日々賢くなっていくんだ。

 姉が家に甥っ子を連れてくるたび、また別のことを考える。
僕もまわりの人たちに愛されていたんだなということ。そんなの理屈じゃないんだよ。
言葉でいくら言われてもわからなかった。でもそういうものじゃないんだ。理由なんてないんだよ。
ジジイとババアの無条件な笑顔を見ていると涙が出そうになる。
僕は死んだ爺さんと婆さんからどれ程の愛情を注がれていたのかなって。
遅いんだよ。そんなこと今更わかったってさ。

 ごめんなさい。
僕は気付いているようで気付いていなかったよ。自分が強烈な愛情のバトンを受け取っていたことに。
もうどうやっても歩みをやめた人たちに受け取ったサインを送ることはできない。どうにもならない。
「愛してくれてありがとう」って言えないんだ。
・・・だから今、僕はあなた達から受けた愛情を、また別の小さな彼に手渡すことにしました。
それで許してくれますか?

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