kazunosukeの日記: 0525『アイランド』 2
『アイランド』を観てきました。
核汚染された地上を避けるようにシェルターの中で暮らす人々。彼らの望みは、地球上で唯一核汚染されていない「アイランド」で暮らす権利を得るための定期的な抽選だった。しかし疑問を持つ者もいた。チューブに栄養を送る仕事。このチューブはどこから来てどこに向かうのか。いつも綺麗に選択される衣服は誰がどうやって? 或る日、シェルターの外から虫が入ってきた。汚染されているはずの外界から。なぜ?どうして? その全ての疑問が氷解するとき、人類の倫理観の脆さが曝け出されていく………。
誰だって死にたくないものね。女性が肌を若く保ちたいと思うのは必然だろうし、自分の臓器が使い物にならなくなってしまったら「もしスペアがあったら…」と思うのも当然だと思う。でもね、そのスペアが意思を持ち喜怒哀楽の感情を持っていたら、それを果たして「物」として扱えるかどうかですよ。企業が躍起になるのもしょうがない。ひた隠しにするのも。
(じ、地震だぁぁぁ~~~~)
しかし、倫理的な問題がこの映画の根底にあるのは当たり前としても、それに固執しなかったのはエンターテイメント作品としては大正解だったと思います。いや、ジトーーっと暗くじっくり考えさせる作品も好きなんですよ。でもそれだと説教臭くなって『ブレードランナー』なんかの焼き増しにしかならないんじゃないかなと。そういうアプローチの仕方であればミニシアター系の低予算映画で攻めるしかないのです。どっちの系統の映画も一長一短ですよね。大衆ウケしない玄人好みの映画が全て素晴らしい映画とは思えないから。
この作品は一時的に壮大なテーマには目を瞑り、ド派手なカーチェイスと空中戦に目を向ければいいじゃないですか。『2001年宇宙の旅』『惑星ソラリス』もSF映画、『アイランド』も立派なSF映画ですよ。『時計仕掛けのオレンジ』『未来世紀ブラジル』へのオマージュも見受けられたし。…『ロスト・イン・トランスレーション』からのスカーレット・ヨハンソンの成長も見届けられたし………やっぱりかわいかった(結局はそこに落ち着く)。
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採点・☆☆☆☆
(☆20点、★10点、100点満点)
実は (スコア:1)
クローンなんですよ。
未来では「勤労の義務」ですらクローンにやらせているのです。
自分がオリジナルか?コピーか?だなんて、知らなくてもいいんです。
There is no spoon.
え (スコア:1)
でも、それがもし本当だとしても、誰もそんな証明なんてできないもんね。
自分がもうひとりいるとか。