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kazunosukeの日記: それでも現実がいい

日記 by kazunosuke

 友人さんの知り合いさんが雑誌の編集をしているらしく、新人賞か何かの最初の審査をしているんだって。それで応募してくる人は30,40代の人が多くてこんなネタが多いらしい。

「40代の疲れきったサラリーマン。家庭での暖かい会話も少なくなり会社でもスポイルされつつある。そんな中ふとしたことで知り合ったひとまわりも年下の女性。自分に好意を持つその女性に“こんなダメな僕なのにどうして…”」

 ぶははは。

・・・おっと失礼。これ、自分たちの願望なんだよなぁと思うのです。少し前なら『失楽園』、今なら『愛ルケ』でしょうか。ダメダメな「僕」が意味もわからぬまま、ある女性に好かれる…って、そんなの宝くじに当たるよりも確率が低いよ。確かに恋愛はワケわかんないで好かれることってあるよ。でもさ、それは人として魅力的な場合であって「家庭も仕事もダメダメです」なんて人は可能性が少ないよなぁと。

 世間ではバリバリできる人のほうが愛情を受けやすいのです。ヨレヨレのシャツを着ている家庭内別居中の人(あるいは未婚者)より、ちょっとオシャレさんで「うちの子かわいいでしょう?」と机上に写真を飾り親バカビームを放出している人の方が女性からすれば魅力的に映るものです(わからんけど)。でもそんな人生勝ち組!のカテゴリにスムースに入るのは難しい。そうしたら人は何を考えるか。

 萌え系のゲームがバカ売れしている理由もわかる気がします。「よくわからないまま一方的に好かれる」…この“一方的に好かれる”ことが重要なのです。ほら希望が持てるじゃないですか。「もしかしたら俺でも」なんてことは思わないにしても、小説(漫画・アニメ・ゲーム)を読み進める過程で自分をその作品に、主人公に投影することができる。でも…。

 でも、しょせんバーチャルなんだよなぁと僕は思ってしまうのです。そりゃ妄想は大好きですけど。萌えるような作品も好きですけど(ぇ)。だけどやっぱり現実がいいです。どんなにヒリヒリしていても現実がいいです。現実に目を向けさせてくれるようなものが。「お前はこんなところでグダグダしていちゃダメなんだよ」って、その作品を読むことで痛い思いをさせてくれるものが。だってダメな自分はわかっているもの。そんな奴がイイ思いをするものに触れていたら、あっさり前を向けない人間になっていきそうで。

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ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家

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