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kazunosukeの日記: 授業をサボる

日記 by kazunosuke

 今日はB高校で赤点講習をやった後、A高校で受験生指導だったのでかなりの強行軍でした。インターバルの時間を惜しみつつコーヒー屋に入り空席を探し座ると、僕の目の前に座っていたカップルの会話が聞いてないのに聞こえてきました(声がでかかったので)。その会話の断片を組み立て補ってみると「(偏差値の高い)A大学の学生のようだ」「ふたりは同棲しているっぽい」「試験勉強を全然していない(のでヤバイ)」「男の子の方はパチンコで授業をサボりまくっているので試験がパスしても単位が出るかどうかは謎」「コーヒー屋のすぐ近くに住んでいるらしい(ということはリッチマンの子息?)」「留年したらそれはそれで仕方がない」…といった感じ。

 …オイ、コラ。お主らオイタが過ぎるぞ。

 あーあ、学生ってこんなもんなのかなぁ。自分の学生生活を振り返ってみても、とても威張れたものじゃなかったけどさ。だけど自分で頑張ったなと思えることがひとつあります。それは授業を1回もサボらなかったことですよ(理系の皆さんには当然のことのように思われるかもしれませんが)(あ、葬式関連で1回だけサボった)(なんじゃそら)。これを言うとかなり驚かれます(よっぽど僕が適当な性格に思われていたのかしら?)。自宅から学校まで片道3時間かかったから1日6時間の移動でした。ひとりぐらしは当然したかったけれど、そういうことを言える状態ではなかったので我慢も何もなかったです。

 学生当時いつも思っていたことは「何で僕は授業をサボらないのかなぁ」ということでした。自分よりも近くに実家があるのにひとり暮らしをしていて、寝坊してサボっている仲の良い友人がいたのに、僕はアホみたいにえっちらと毎日小旅行のような通学をしていました。3年生から教員免許の授業を取り始めたので4年になっても週6日の授業はありましたよ。遊ぶことをしなかったんじゃ…と思われるかもしれませんが、学生には膨大な量の長期休暇があったので充分でした(毎日ダラダラしていることを「遊んだ」というのはちょっと違いますよね。それは「遊んでもいない」のです)。ひとつだけ残念だったのはがっつりとアルバイトができなかったこと。どうしても短期のものだけでした。それが「いつも似たようなシャツばっかりだよね」と言われていた原因です(今だから言ってしまうと「似たようなシャツ」ではなく「同じシャツ」だったのだよ、明智君)。

 「つまんない授業なんて出なくてもいいじゃん」と言われたことは数え切れません。あるとき友人に少し気になっていたことを口に出してみました。「どうしてこの先生の話がつまらないのかわかる?」 友人はポカンとしていましたよ。そりゃそうです。僕ほどそのつまらない話を真剣に聞いていた人間はいなかったわけですから。「どうしてこの先生の話はつまらないのか?」という疑問に自分で答えたくなるのです。理由はいろいろありました。そしてその理由は、現在、僕にとって良いように生かされていると信じたいです。

 どこで何がどう生かされるのかなんて誰にもわかりません。「つまらない話」と思ってそこで聞かなくなったらそれでおしまい。そこから何も学べないでしょう? それは本当に勿体ない。サボった時間で何をするのか。パチンコ? 睡眠? それは何かに生かされている筈です…が、僕はそういったことよりも人の話を聞いたほうが絶対にいいって思ったのです。「1日に移動で6時間も使ってるの? 信じらんない!!」なんて言われるたびに僕は「うへへ」とよくわかんないリアクションをとっていました。だけど今だったらその時間の大切さがわかります。あのとき僕には考える時間が必要だった。1時間ほど歩いて、2時間ほど読書をして、1時間ほど寝て、2時間ほど考える。毎日どうでもいいようなことを考える時間が2時間もあったことは奇跡だよ。何かをしながらではない。純粋に考えるだけの時間。普通に毎日を生きていたら考えるだけの時間なんてないから。

 人からどうやったら好かれるか。どうすれば自分の考えをうまく伝えられるか。どうすればこれからの人生を生きていけるのか。どうすれば人を笑わせられるのか。どうして自分は言葉で人を傷付けてしまうのか。自分は何をしたいのか。何のために人間は生きているのか。

 答えなんかないです。今もよくわかりません。でも学校に通ってよかったと思います。授業もサボらないでよかった。つまらない話を聞いていてよかった。本当は大学の学費は自分のお金で払った方が良いのかもしれないですね。でもそれはつい最近思ったことです。(膨大な額のお金を両親に払い切るのは何年かかるかわかりませんが)そうすれば何かが見えてくると思います。でもそれはコーヒー屋の学生にはわからないよ。僕が当時よくわからなかったのと同じように。

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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