kehiの日記: せみ
日記 by
kehi
子供の頃一日中夢中になって追い回していたセミ。
カナカナとなくヒグラシ、どうしたらあんな鳴き声がと不思議なツクツクホウシ、
夏の暑さを際立たせるミンミンゼミ、マニアックなニイニイゼミ、そしてどこにでもいるアブラゼミ。
薄暗い朝方に殻を割って妖精のように青緑に光り輝くセミの幼虫。
カナカナとなくヒグラシ、どうしたらあんな鳴き声がと不思議なツクツクホウシ、
夏の暑さを際立たせるミンミンゼミ、マニアックなニイニイゼミ、そしてどこにでもいるアブラゼミ。
薄暗い朝方に殻を割って妖精のように青緑に光り輝くセミの幼虫。
いつしか大人になって、あれほど触っていた虫が怖くなる。ザリガニもそう。
昨日家の前にアブラセミが死んでいた。ひっくり返っていたので死んでいるように見えた。
しかし足が動いた。足でちょんと蹴って起き上がらせると、そのまま羽をばたつかせて止まっている。
羽を怪我しているらしく飛べないみたいだ。
セミの一生は短い。こんなコンクリの上で生涯を終えるのはかわいそうだと思い、
思い切って勇気を振り絞って掴んでみた。
そして土の上に返そうと手を離した瞬間、揺ら揺らとだが一生懸命飛んで行った。
怪我をして飛ぶ勇気がなかったのかもしれない。でも背中を押したら飛べた。
どこへでも好きなところへ飛んで行け。
掴む勇気でひやひやした自分も凄く汗をかいたが、一瞬だけ童心に返っていた気がした。
今年も夏が始まる。
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