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日記

kenketsuの日記: 最近買ったもの その4

日記 by kenketsu

その3

買ったもの: 墜ちて修羅、鋼刃舞うは極夜の空 -小説 剣の街の異邦人-

ベニー松山による、剣の街の異邦人のノベライズ。なるべくネタバレにはならないように書く。

感想としては、面白かった。隣り合わせの灰と青春と風龍を足して二で割って、そこに剣の街の異邦人の要素を足した感じ。話の筋も似ている部分はあって、大体読者の想像どおりに話は進む。

剣の街の異邦人のゲーム本編で語られた内容は、あくまで舞台設定として使っているだけ。その分、オリジナル登場人物の成長物語を重視しているように思う。隣り合わせの灰と青春とか風龍のように、ゲームをやっていればより良いけれど、やっていなくても話は分かるくらいに背景説明はされる。ゲーム本編でのシナリオ上および登場人物の秘密は、尺の都合のせいかあっさりと片付けられてしまっているものが多いので、そちら方面のベニ松的解釈を期待してはならない。

個人的には、主人公陣営がエスカリオへ行く前から身体的・技術的に一般人を超え過ぎているせいで、読み始めは少々萎えたのは事実。でも、読み進めるうちに不思議と段々気にならなくなった。戦闘が話の中心ではあるが、内面描写が中心だからか。結幕は一応ハッピーエンド(?)といえるのだろう。登場人物の決断にさみしさはあるけれど、納得感もある。ライネンさんはとても大人な人物で、個人的には好感度高し。

悪いというか残念なところと言えば、全体的に駆け足だったのは分量的にやむを得ないか。でも、終盤は盛り上がりに欠けると感じた。ラスボスの登場も唐突な印象があったので、描写や溜めが足りていなかったかも。ああ、確かにそんな人居たね、という感じがしてならない。最終盤に明らかになる、とある人物の意外な正体も舞台背景を使って上手く説明を付けていると思うけれど、取って付けた感はどうしても残る。

あと、登場人物の名前には正直面食らった。特に瑪守家の姉弟たち。沙兆、十億主、百萬郎…意味は分かる、でも、まあ、読みも含めてすごいセンスだ。それと、書籍の表紙が末弥純のWizardryイラストへのオマージュになっているのはポイント高し。でも、あれじゃあ中央のドワーフさん(?)が燃え尽きちゃう…せめて盾を持たせてあげて欲しい。

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