kenketsuの日記: カップヌードルミュージアム 2
横浜にあるカップヌードルミュージアムへ行ってきた。会社の人と一緒に、参加者の配偶者・お子さんも含めて総勢8名で。こういう施設へ自分から出向くことはないのだけれど、会社のイベント的なものの副賞として行く機会があり、せっかくだからということで。
感想としては、なかなか面白い。まず、入口付近の吹き抜けはとても贅沢に空間を使っていてちょっと驚いた。その付近に置いてあったカップラーメンねぶたは、それが実際にえっちらおっちら動いているシチュエーションを考えるとちょっとニヤニヤもの。
最初にマイカップヌードルファクトリーでマイカップヌードルを作ることになっていたので、まずはカップを購入し、皆でそのカップにいそいそと絵を描く…皆、落書きレベル。その後は、麺にカップがかぶせられる様子を見つつ、スープと具を選んで、パッキングされるまでを興味深く見させてもらった。係員がマイクとハンドサインを併用しつつ、てきぱきとお客をさばいていく様は、さすがによく訓練されているなという印象。
マイカップヌードルファクトリーの横には、チキンラーメンを作る体験ができるチキンラーメンファクトリーがあり、個人的にはそちらの方が面白そうではあった。小麦粉で麺を練るところから始まるので、本当に最初から作る体験ができるのだなと。
フードコートでの軽い昼食と会話を間に挟みつつ、二階の展示ブースへ。インスタントラーメンヒストリーキューブという、壁一面に日清が今まで製品化したインスタント麺・カップ麺系の商品が飾ってある部屋は圧巻。年を追うにつれ製品自体が増えていって、さらにそれらに細かいバリエーションが追加されていく様が良く分かる。1990年代くらいからがその傾向が顕著になっていくタイミングだろうか。
最後に安藤百福の事績を辿る展示をぐるっと回る。さすがにインスタントラーメンやカップ麺を広げるきっかけを作った人だけあり、先見性やクリエイティビティに恵まれた人だったのだな、と。ニーズを見抜き自ら動いて有利な状況を作り、無いものは自ら作り…という感じか(実際のところは知らないけれど)。でも、その裏には信念というか、そういうものはありそう。
こんな感じで施設全体を回った後は、そこで解散。大阪にあるというインスタントラーメン発明記念館は、もっと大きな施設なのかな? 今の状況的に大阪に行くことはまずないけれど、機会があったら。
で、まだ時間も早かったので、自分はそこから赤レンガ倉庫の辺りまでぐるっと回って帰った。途中で東京湾クリーンアップ大作戦なるイベントを見かけたので、そこで清掃船や消防船に乗って見学しつつ、船員さんに色々話を聞いたりしてみたり。興味深かったのは、ガスタンクで火災が起きた時は爆発しないよう適度に冷やすため放水するのであって、直接的な鎮火が目的ではないことを教えてもらったこと。当然と言えばそうなのだろうけれど、個人的には目から鱗。
>でも、その裏には信念というか、そういうものはありそう。 (スコア:0)
中村梅雀が「人類は麺類」といっている姿が脳裏に浮かんだ。
Re:でも、その裏には信念というか、そういうものはありそう。 (スコア:1)
コメントどうもです。
「人類は麺類」は、展示内にそのままの文言でありましたね。その近くにあったどこぞの新聞の記事で「お湯を注ぐだけのインスタントラーメンがあれば、人類は他にもう何もいらないのだ(意訳)」とあったのは、ちょっと言い過ぎじゃないかとは思いましたけれど。