kenketsuの日記: 処分するモノの備忘録
さて、身の回りの不用品整理のため、旧PC、液晶ディスプレイ、外付けHDD、スキャナなどを処分するための回収申し込みをした。以下、それらの思い出話的なものを、自分向けの備忘録のために書いておく。
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旧PCは、エプソンのST120。過去のメールを見ると、買ったのは2008年の12月だった。今使っているPCを買ったのが2017年8月なので、旧PCは8年ちょっと使ったことになる。
当時欲しかったのは、Blu-ray Discのビデオ再生が単体で行えるコンパクトなPC。ゲームをするつもりはなかったので、CPUの性能はそう高くなくてもよく、拡張性もUSBだけでよいと判断した。メモリは4GBで、BTOでの最大搭載量だった。メモリは後から8GBに増量している。
プレインストールされていたOSは、確かWindows VistaのBusinessかHome Premium。でも早々にWindows 7 Ultimateに入れ替えて、最終的にはWindows 10 Proになっていた。Windows 7に入れ替える時にHDDをSSDにしたので、PCのブート時間などには不満は全然なかった。
まあ、目的のBlu-ray Discのビデオ再生には性能がギリギリだったようで、たまにコマ落ちもしていた。結局、DVDから移行できず。YouTubeなどでFull HDな動画を再生すると、CPUが常に高負荷状態で張り付いていた。動画のエンコードも物凄い時間がかかっていた。
あとはUSB 3.0が出るちょっと前だったので、USBが2.0だったのが振り返るとなかなか苦しかった。例えば、外付けHDDやスキャナを繋いでいたのだけれど、その転送速度が実に遅い。現PCはUSB 3.0で、速さの差に驚いたっけ。
普段使いのPCとしてはいいものだったし、デザイン的にもすっきりしていてお気に入りだった。動画再生やゲームをしないなら、今でもそこそこ使えるスペックなはず。でも、自分としては拡張性のなさに懲りたので、次はミドルタワーのPCにしたのだった…。
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液晶ディスプレイは、ツクモのP1-180C。これは2004年前後に買ったのだっけ。このひとつ前のディスプレイはCRT(NANAOの安いやつ、型番は忘れた)だったので、自分用としては初の液晶ディスプレイ。18型のSXGAで、IFはアナログRGBとDVI-Dで、応答速度も25msと平凡。一見何の変哲もないディスプレイ。
しかし重要なのは、アスペクト比を維持した拡大表示ができたこと。当時、Dreamcast版の斑鳩をRGB接続でやろうとしていて、必要だったのは縦置きができてDot by Dotな拡大表示ができるディスプレイ。ディスプレイに映した時にアスペクト比が崩れるのがとにかく嫌で、要求仕様を満たすのがこれだった。CRTを縦置きで使う勇気はさすがになかった…。
購入したのは、確か秋葉原の店頭だったはず。中古のディスプレイ売り場に探していたこれがあったので、即購入。そして斑鳩を縦画面でひたすらやる修行の結果、ノーマルは普通にクリアできるようになり、ステージセレクトだけれど全ステージでS++評価も達成できた。ゲーセンでも通しでクリアできたし、いい思い出を作ってくれたディスプレイでもある。BORDER DOWNやUNDERDEFEAT、PS2の怒首領蜂大往生やエスプガルーダや虫姫さまとかも、このディスプレイでやったんだっけか。
そんな感じで、旧々PCやDC・PS2世代のコンソールゲーム機と一緒にずっとP1-180Cを使っていた。でも、ST120を買うに当たって、メインのディスプレイをFX2431に変えたので、そこからずっとお役御免になっていた。サブディスプレイとして使おうともしたけれど、机の上が狭くなってしまうので、結局は使わないままだったなぁ。
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外付けHDDは、バッファローのHD-WL2TU3/R1。買ったのは2011年4月。購入時点では2TiBのHDDが搭載されていたが、3TiBのものに入れ替えて、RAID1で運用していた。運用中に故障などはせず、HDDにも障害は出なかったので、RAIDの再構築などもやらなかった。
これ自体はUSB 3.0接続ができるのだけれど、PC側がUSB 2.0だったので、フルスペックを全然発揮できないという悲しい運用をしていた。
これの特徴は、とにかく筐体に振動があるというか、うなりがうるさかった。うなりを抑えるために、筐体の上に重しを置いていたくらい。
これを処分するに当たって思い出すのは、当時のHDD関連の2TiBの壁。この製品が3TiBのHDDに入れ替えできるとの確かな情報がなくて、ダメ元でやってみたら出来たので、ラッキーだったなと。今だとこういうHDDの壁は事実上なくなったのかな? ファイルシステム上の制限はあるだろうけれど。
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スキャナは、富士通のfi-6130。買ったのは2011年4月。しばらく使っていなかったけれど、多分まだ動くと思う。それに結構高い買い物でもあったので勿体ないという気持ちはあれども、あえて処分する。スキャナが必要になったなら、また新しいものを買えばいいという気持ちで。
これはいわゆる自炊をやるために買ったもの。外付けHDDも、元々は自炊したデータの保管用として買った。で、スキャナとしての品質にはあまり問題はなかった。ただ、スキャンのクォリティにこだわりすぎてスキャン手順およびその後の画像加工手順が多くなり、面倒になって結局やらなくなったというパターン。
また、スキャン後の画像加工にはかなりのCPU負荷がかかるのだけれど、旧PCではそれに耐えられなかったというのも自炊をやらなくなった理由。PC本体がUSB 2.0だったのでデータ転送が遅かったのも理由かも? まあ、現PCならもっと速く処理できるのだろうなぁ。後は、もっとカジュアルにやっていたなら、今も自炊は続いていたかもしれない。
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