kenketsuの日記: スパゲティナポリタン 3
トマト缶を買って作ってみた。オリーブオイルで刻みニンニクを炒めて、玉ねぎ・ピーマン・しいたけを入れてさらに炒めて、トマト缶をどばーっと投入してちょっと煮詰めてコショウをふる。その後、スパゲティと合わせて一丁上がり。やってみれば簡単な類か。
出来上がりは、一応それっぽいものにはなった。けれど、塩気が全然ない。塩分カットの都合でそもそも塩を入れていないので、塩気がなくて当然ではある。さらに、ベーコンやらウィンナーもなしなので、正直言って少々物足りなくはある。まあ、それでもトマトの酸味があるので、普通に食べられはするレベル。
そんなこんなで食べていると、昔、実家で母親が作ったナポリタンとはやはり違うよな、と感じた。母親のものはトマト缶は使っていなくて、トマトケチャップだけじゃなかったかな。今回使った材料の他に、何か入れていたものがあったっけ? そんなこともあり、今回自分が作ったものは、母親のものとはかなり違う印象。
思い起こせば、母親は料理は一通りできたものの、とりわけ上手というわけではなかったように思う。調理師免許を持っていて、調理を仕事にしていた父親の方が、当たり前だけれど腕前は圧倒的に上。でも、父親は家ではめったに料理を作らなかったし、作るとしても自分が食べるためだけに作っていたので、父親が作った料理は、実はほとんど食べたことがない。でも、てんぷらとかを作らせたら、すごく上手に作るんだよね。
それはともかく、今回ちょっとうれしかったのは、自分で作るので、ソースの量を好き勝手に多くできたこと。トマトを食べてる感じがするくらいに。今まで使っていたレトルトだと、一人前ではソースの量がどうしても物足りない(麺の量が少々多いからだけれど)。だが、もうこれからはそうではないのだなぁ。それでも、加減を間違えると逆に食べ切れなくなるので、気を付けないといけない(鍋がそうなりかけている…)。
ケチャップ vs トマト (スコア:1)
ヤマザキマリさんのエッセイ漫画で読んだ話ですが。(うろ覚え)
イタリア人からすると、ケチャップドバドバなのはアメリカンっぽくて許せないとか。
あちらのトマト缶を使ったのはスパゲテイアッラアマトリチャーナだそうな。
でも結局日本風のナポリタンは美味しいと感じるらしい。
Re:ケチャップ vs トマト (スコア:1)
コメントどうもです。
スパゲッティ・アッラマトリチャーナのレシピをいくつか見てみました。私が作ったのは、ほぼそれですね。ナポリタンは麺がぶよぶよでなきゃダメという人もいるみたいですが、そこまでのこだわりはなかったりします。
コメントを読んで思い出したのは「インド亜大陸の麺状デザート、ファルーダを自作したい [dailyportalz.jp]」という記事です。名前は同じ「ファルーダ」だけれども、中身は全然違う…というのが紹介されていたりします。実にフリーダムです。
で、地域での独自アレンジが許す許せない的な話になった時、私の基本スタンスは「別にいいんでない」です。思えば、日本でカレーと言われているのも、インドあたりから見ればカレーじゃないよ、ですし。まあ、本場ではこういうものだということへの興味は持ってもらいたいし、持っていたいです。
Re:ケチャップ vs トマト (スコア:1)
>で、地域での独自アレンジが許す許せない的な話になった時、私の基本スタンスは「別にいいんでない」です。
たぶん自分の中にもありますね、○○は××ではないと許せない。
#冷やし麺に氷を入れるのは許せない派。
好きだからこそのこだわりなんだろうけど、それを他人に押し付けると見苦しくなったり。
日本にも世界中にもありそうな、勝手に他所の地名国名を付けたメニュー。
その土地や国に対する憧れからできたんだろうなぁと思ってます。
ゆるゆるなリスペクト。