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kibayasiの日記: 発電について考える 3

日記 by kibayasi

まあ、いろんなところで代替発電について語られてると思うのですが、
なんとなく自分でも考えてみようかと。
で、思いついたのが、風力発電。
これは、ただの思いつきで、もうすでにある技術かもしれません。
ふと思ったことを書いておきます。

高い山、例えば富士山の山頂から土管みたいので平地までつないで、
気温差を利用して、羽を回すっていうのはどうだろうかと。
羽は土管に対して縦方向に動くように設計。

    ←
山側  ☓  平地側
    →

山頂の冷たい空気は重いので、下側を通って降りてくる
平地の温かい空気は軽いので、上側を通って登っていく。
それで羽を回して発電できないかなあと。
たいした電力は得られないかもしれないけれど、
今ある風を利用した風力発電より効率いいかもしれないと、
勝手に思ったり。

んなわけないかw

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  • by ribbon (11750) on 2011年06月11日 21時12分 (#1968784) 日記

    それをつかって発電するよりも、その温度差そのものを使った方が全体として
    効率的になります。その代表例が地中熱。

    節電モグラ工場 [yahoo.co.jp]のような例があります。

    それ以外にも「地中熱」で検索するとたくさん出てくると思います。
    熱は熱として利用し、その分電力を減らそう、というわけです。

    そのほか、IBMの箱崎ビルでは隅田川の水を使って空調の一部をまかなってます。 [tokyochuo.net]

  • by Anonymous Coward on 2011年06月11日 20時26分 (#1968764)

    大気の場合、

    ・比熱が小さいのでそもそも温度差に対し蓄えているエネルギーが小さい
    ・高度が変わると体積が変わる効果が大きく効き扱いが面倒
    ・100mごとにおよそ0.5℃の温度低下であり、温度差が小さい

    といった問題があります。そのためこれを直接利用するのはなかなか難しい。
    ついでに、提案されている土管のようなものですと、上る気流と降りる気流の間で摩擦/混合が生じますので、そううまく二層流にはなりません。
    (その構造でうまく流れるのなら、そもそも単に山があるだけで「地表近くは常に下降気流、その上に常に上昇気流」という流れが生じないといけません)

    温度差の利用という意味では、海水温の差を利用した海洋温度差発電が研究されています。
    海水の場合、

    ・表面温度はかなり高い(緯度によるが、日本近海なら25℃前後)
    ・数百m潜ると4度程度で安定(100mにつき2℃程度の温度差)
    ・深度による密度変化が小さい
    ・比熱が大きく蓄えられているエネルギーが大きい

    という利点があるためです。
    といってもまだ研究段階で、実証プラントの建設・稼働までは行われていますが、商用発電までは行っていない(はず)。

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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