kibayasiの日記: 発電について考える 3
日記 by
kibayasi
まあ、いろんなところで代替発電について語られてると思うのですが、
なんとなく自分でも考えてみようかと。
で、思いついたのが、風力発電。
これは、ただの思いつきで、もうすでにある技術かもしれません。
ふと思ったことを書いておきます。
高い山、例えば富士山の山頂から土管みたいので平地までつないで、
気温差を利用して、羽を回すっていうのはどうだろうかと。
羽は土管に対して縦方向に動くように設計。
←
山側 ☓ 平地側
→
山頂の冷たい空気は重いので、下側を通って降りてくる
平地の温かい空気は軽いので、上側を通って登っていく。
それで羽を回して発電できないかなあと。
たいした電力は得られないかもしれないけれど、
今ある風を利用した風力発電より効率いいかもしれないと、
勝手に思ったり。
んなわけないかw
温度差を使う場合 (スコア:1)
それをつかって発電するよりも、その温度差そのものを使った方が全体として
効率的になります。その代表例が地中熱。
節電モグラ工場 [yahoo.co.jp]のような例があります。
それ以外にも「地中熱」で検索するとたくさん出てくると思います。
熱は熱として利用し、その分電力を減らそう、というわけです。
そのほか、IBMの箱崎ビルでは隅田川の水を使って空調の一部をまかなってます。 [tokyochuo.net]
温度差 (スコア:0)
大気の場合、
・比熱が小さいのでそもそも温度差に対し蓄えているエネルギーが小さい
・高度が変わると体積が変わる効果が大きく効き扱いが面倒
・100mごとにおよそ0.5℃の温度低下であり、温度差が小さい
といった問題があります。そのためこれを直接利用するのはなかなか難しい。
ついでに、提案されている土管のようなものですと、上る気流と降りる気流の間で摩擦/混合が生じますので、そううまく二層流にはなりません。
(その構造でうまく流れるのなら、そもそも単に山があるだけで「地表近くは常に下降気流、その上に常に上昇気流」という流れが生じないといけません)
温度差の利用という意味では、海水温の差を利用した海洋温度差発電が研究されています。
海水の場合、
・表面温度はかなり高い(緯度によるが、日本近海なら25℃前後)
・数百m潜ると4度程度で安定(100mにつき2℃程度の温度差)
・深度による密度変化が小さい
・比熱が大きく蓄えられているエネルギーが大きい
という利点があるためです。
といってもまだ研究段階で、実証プラントの建設・稼働までは行われていますが、商用発電までは行っていない(はず)。
Re:温度差 (スコア:1)
おお、なるほど海洋温度差発電ですか、いいこと聞きました。
ありがとうございます。
変な案でも書いてみるもんだなw