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kitakitsuneの日記: 鯖3兄弟

日記 by kitakitsune

水煮・味付・味噌煮……と、たいていのスーパーでこの並びで缶詰の棚に並んではいるが、
そのまま醤油たらしても、白菜とさっと煮ても、あるいはそうめんのつゆに投入しても非常にうまい前者、
安くお手軽にこっくりとしたおふくろの味気分を堪能できる後者と比べると、真ん中の位置づけはたいへん曖昧である。
事実、駅前の西友でも歩いていける隣の駅のオオゼキでもこいつだけはいつもやたらと在庫豊富で、
今も西友で水煮が品切れだったから渋々買ってきたこいつを突付きつつ安ウイスキーの水割りを飲んでいるのだが、
なにしろ「味付」である。どんな味だか分からないが味は付いているのだぞ、ということしか分からない。
ところが、実のところはいやに甘い醤油味であることはどこのメーカーのものでもまったく共通していて、
それなら「しょうゆ味」とか「煮付け風」とか名乗ればいいようにも思うが、こいつは「味付」で通している。
中身がトマトソース漬や唐辛子ニンニク入りの油漬でも、というか塩味や味噌味やクランベリー味だとしても
単に「味付」とだけ称して売り出すことは何ら問題ないはずだが、そんな代物お目にかかったことはない。
JASの規格を読んだって「醤油主体の調味液以外『味付』を名乗ることまかりならぬ」とは書いていないのだけど。
このように、その実態を生産者も消費者も知悉していながら表面的には何も知らぬ分からぬという体で平然としている、
そこにこいつの曖昧な地位があるし、ほか二つに人気で水をあけられている大きな要因があると思われる。

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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