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日記

kondouの日記: 達人プログラマ 2

日記 by kondou

オンラインゲームを支える技術 ★★★★
タイトルの分野に関連する人にとっては、まず初めに読むべき教科書。実務の基本的なところが丁寧に解説されている本書は貴重だ。私は門外漢だが、通信(UARTであっても)や効率化、並列処理に関係している人は読んだら気付きは多いと思う。

外道クライマー ★★★★
セクシー写真部の舐め太郎。ブログの調子そのままで「冒険」が描かれている。なぜ筆者は冒険するのか、筆者にとって冒険の意義とは、山岳紀行文、の3つが良い感じに混ざり合っている。

スーパー望遠鏡アルマが見た宇宙 ★★★★
タイトルのとおり、アルマそのものの話ではなく、アルマの天文学的な成果をPRする本。かなりPR色が強いが、最先端の科学的成果に触れることはとても興味深いことの連続だ。

男の子の本当に響く叱り方ほめ方 ★★★
書店で、トビラ4コマを見たら、息子とそっくりだったので、図書館で借りてみた。中身は割と普通。一般的に言って、子供は親とは別の人なので別の人格が実行されている、とういうだけ。

鈴木さんにも分かるネットの未来 ★★★★
川上量生。筆者のネット観や住民の生態、バズワードの解説が、わかりやすく述べられている。例によってどこまで本音かよくわからないが、筆者は実際にネットビジネスの開拓者であり、その背景にある考え方の一部だと思う。

ジブリの仲間たち ★★★
鈴木敏夫がどのように映画を宣伝したかという仕事の記録。筆者の考えとして、あくまで作品を尊重する(宣伝のために作品を曲げない)が、ヒットには、作品、宣伝、流通が必要とのこと。宣伝と流通がうまく行かなかったから失敗した、という経験談も語られている。事業のためには作品だけではダメだ、というのはよく言われることだが、それの実例として参考になる。

大阪高低差地形散歩 ★★★
ブラタモリ。大阪で地形というと、やはり上町台地がメインになる。それ以外の地形についても触れられている。地形に興味がある人にとっては、良いガイドブックになる。

宇宙の一番星を探して ★★★★
タイトルが非常にキャッチー。子供たちがつい手にとって見たくなっていた。中身は、タイトル通り宇宙論の話で子供たちにはやや難しいかもしれないが、大人にとっては平易に書かれている。理論面だけでなく、スバル望遠鏡やHSTによる観測の結果とその意義や解釈について、丁寧に書かれている。これが130億光年先の銀河です、と写真を示されても、ふーん、というだけなのだが、ドロップアウトの原理と波長バンド別の写真があるのでありがたみが増す。

惑星気象学入門 ★★★
研究者本。金星を中心に、地球、火星、木星の気象について解説したもの。生じている風や温度の現象が、それぞれ、太陽からの光エネルギー、雲や大気組成、自転の影響などから、現実とマッチするモデルを作り上げて検証してゆく。遠い星のわずかな観測データから理論を組み立てていくのはとても面白そうだが、入門だけあって、その過程は紹介されておらず結果を示すだけであった。同著者による、タイトルに「入門」が付かない本もあるそうだ。

最新惑星入門 ★★★★
タイトルにもあるが、2016年時点での「最新」の太陽系の太陽以外の天体の情報を、分かりやすく、かつ、密度濃く解説した本。内容が盛りだくさんで、最新以外の情報でも全く知らなかったことも数多く書かれていた。前半が、太陽系の成り立ちと、水星から天王星まで、後半が小惑星や外縁天体、宇宙塵などについて。主な惑星については探査機が飛ばないことには研究成果が出にくく、最新の情報ということでは限られる。それ以外の太陽系天体について、近年の研究成果が多く、それによって太陽系の成り立ちが、より明確にわかってきたことがよく分かる。

日本人はどこから来たのか ★★★★
国立科学博物館のクラウドファンディングプロジェクトで、台湾から与那国島に航海する話があったが、まさしくその話。アフリカを出たホモ・サピエンスが、シベリアルートと、ヒマラヤ南ルートを通って東アジアにやってきた。そこから日本へは、対馬、北海道、沖縄という3つのルートで入ってきた。一番早かったのは対馬ルートだが、それでも航海は必要。さらに、沖縄ルートでは黒潮を越える航海が必要。それを、人類学、考古学、地学などの研究を総合的に組み合わせ、限られた遺跡や人骨などの証拠から生き生きと描き出す。アマゾンの書評をみたら、縄文人の核DNAの解析への考察抜けのツッコミが入っていた。同業者からだろうか?

ソーシャルもうええねん ★★★
総裁。ブログをまとめた本なので、書かれていることはほとんど既知の話ばかり。しかし、改めて読むとフリーランスとしての生きてゆき方として端的に良く書かれていると思う。

イザベラ・バードの東北紀行 ★★★
『ふしぎの国のバード』という漫画がある。史実として明治書記にイザベラ・バードと言う女性が横浜から北海道まで旅をして『日本奥地紀行』という本を記した。本書はその「奥地紀行」の足取りをたどる。いろいろ解説がされているのは良いが、やはり原典を読みたくなる。

女子高生アイドルは、なぜ東大生に知力で勝てたのか? ★★
すイエんサーという番組の舞台裏解説。昔、子供をスイミングスクールに入れていたとき、休憩室で土曜日の昼に放映されていた番組だ。番組は面白かったが、発想法という意味ではほとんど役にはたたない。

お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ ★★
糸井重里と邱永漢の対談。タイトルとはほとんど関係ない。

多面体百科 ★★★
タイトルのとおり、多面体に関する様々な項目を辞典形式で収集したもの。多面体マニアが書いた(そもそも、こんな本はマニアでないと書かない)だけに、コメントがニンマリできるものが多い。

達人プログラマ ★★★★★
原題は『The Pragmatic Programmer』。オッサンプログラマが贈る教訓集。初版は2000年発行で新装版が2016年。今でも通用する内容であり、職場のプログラミンググループの人はぜひ読むべきだろう。しかし、内容は理解して身に付けるべきだが、繰り返し参照するような本では無いので、買って回覧することはしない。

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  • by minet (45149) on 2016年12月17日 17時33分 (#3131640) 日記

    買っとこう

    • by Anonymous Coward

      新訳らしいですね。 > 「新装版 達人プログラマー」
      あと、電子書籍版もあるようです。紙の本と同時か先行して発売されたようで。

      旧版は読みました。フォントが好みでなかったのはこの本(旧版)だったかな?
      内容はよかったと思います。

      # 旧版はピアソンエデュケーションから出ていたので絶版状態
      # この本はチェックしていませんでしたが「リファクタリング」は新装版が出るまで古本?が高値でした

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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

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