kondouの日記: 最後の 1 秒間 2
京大の中村卓史名誉教授らの執筆グループが、物理の研究者ではない一般人、特に、高校生や大学生にもわかるように、一般相対性理論や重力波について解説した電子書籍。
https://www.gw.hep.osaka-cu.ac.jp/GRforPublic/
前書きに書かれた、執筆意図が素晴らしい。
第1章 始めに
この電子本は無料で高校生・大学生に種々の分野の最先端を紹介するものです。シリーズ化を予定しています。著者は時間に余裕のある、大学の名誉教授を中心に現職の大学教授・准教授・助教からなり、これまで社会から受けた恩恵への恩返しと、名誉教授は定年
で講義をする必要がなくなったので、その代わりの講義でも有ります。
この電子本は無料で提供しスマホで読めるようにします。普通の本と違う所は、無料以外にも動画のURLを使いますので、それを見てもらってから話が続くと言うスタイルを、採ります。しかし、本にはミスプリが必ず有るものですので、それは指摘してもらったら直に修正します。また、劣悪な電子本を提供しない為に審査委員会を通過したものしかuploadしません。
1つの電子本の中でも最初の方は解りやすくしますが最後の方は難しくなります。これは、読者に大いに勉強する意欲を持たせる為にわざとやるものですので、あるところから以降、解らなくなっても、落ち込む必要は有りません。「読書100回、意自ら通る。」つまり100回読んで解らない本はないと言う諺があります。また、この本は定期的に学問の進展に応じて改訂版を配布する予定です。つまり絶版になる事は有りません。
この電子本の趣旨を、もう少し格好良く言うと「空気がタダのように、人類が得た膨大な知識も無料で万人が享受すべきである。だから、無料の電子本を書くのは我々の義務である。」
では始めましょう。
内容が高度なので一回では理解できないかもしれないが、書かれているように、繰り返し読んで見て欲しい。
今後が楽しみ (スコア:1)
いつの時代も、志と熱意と実力を兼ね備えた驚くべき人々が居るんですね。
加えて今回の話は、「現役の研究者」「無償」「シリーズ(プロジェクト)化」という点が魅力的です。
専門性も体系性も権威もあるという。
(すぐに思い出した前例が、明治時代ですが、東京物理学 [wikipedia.org] 講習所 [wikipedia.org]です。)
もちろん、大学や地域の施設で一般向け講習会や勉強会を催したり、Web サイト,Weblog,YouTube や SlideShare で専門の講義を
提供しているような人々も、熱意と実力という意味で決して劣るものではないと思います。(私も散々お世話になってきました。)
有償ながら自費出版物や私塾なども。
良い (スコア:0)
だがしかしなんでPDF
epubとかmobiとかは面倒だったとしても、HTML版くらいは出してもバチは当たらんと思うんだけどな。
PDFをコンバートしてKindleで読もうとしたら、一部画像が真っ黒になってた。
たぶんカラー画像のせいだな。(´・ω・`)