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ニュース

クリエイティヴ・コモンズがドイツでもスタート、2著作がネット配布開始

タレコミ by korpus
korpus 曰く、
現在ベルリンで、世界のオープンソース、オープンコンテント・プロジェクトの中心人物が一堂に会する国際会議・ワークショップ Wizards of OS3 が開催中だが、オープンコンテト部門のパネル、クリエイティヴ・コモンズ・サミットに先立って、レッシング氏の立会いのもとクリエイティヴ・コモンズのドイツ版が発表された(CCのアナウンス)。
ライセンスの公開にあわせて、ドイツの老舗ネットマガジン、テレポリスを運営する出版社ハイゼは、 テレポリス叢書とでも呼ぶべきシリーズのうち二つの著作をCCライセンスのもとPDF形式でネット上に公開し、ダウンロード提供を開始した(テレポリスの記事)。どちらもネット文化を論じた充実した内容の書物であり、ドイツでのCCライセンスのスタートに相応しいといえる。 一冊は、前テレポリス編集委員アルミーン・メドシュによる"Freie Netze - Die Geschichte, Politik und Kultur offener WLAN-Netze"(そのまま訳すと、『フリー・ネット:オープンな無線LANの歴史、政治、文化』−ダウンロードはこちらから)であり、もう一冊は、テレポリスで長年音楽ダウンロードとP2Pネットワークについて書いてきたヤンコ・リュトゥガース著"Mix, Burn & R.I.P. Das Ende der Musikindustire."(これは訳すと、『ミックス・バーン・リップ:音楽産業の終焉』。ダウンロードはここから)である。 この本はタイトルからわかるとおり、ナプスターの登場以後、音楽を舞台に巻き起こったテクノロジーと社会や経済(コンテンツ産業)との衝突の歴史をナプスターからフリーネットや最新のP2Pプロジェクトまで辿りなおし、なおかつ姿を現しつつある可能な選択肢まで考察した力作である。この著作はGnutella / G2 Magnet などのP2Pネットワークでも配信されている。
最後に関係者の発言を簡単に紹介したい。今回の公開はリュトゥガース氏のメーリングリストによると、著作者からの提案で実現したという。 メドシュ氏とリュトゥガース氏は二人で"Netzpiraten"(『ネットの海賊たち』)という本を編纂している。リュトゥガース曰く、「私達が今回の決断で意図したのは、政治的なシグナルを送ることでした。P2Pネットワークの利用者に対して家宅捜査が行われるような時代に(《訳者注》つい最近、ドイツでもP2Pによる不正ダウンロードに関する初の家宅捜査が行われ、若者が罰金刑を受けいている。関係記事)、著作者はもっと別の仕方で読者や聴衆との関係を築くことが可能だということを示したかったんです。」また、メドシュ氏曰く、「出版社が私達に今回のアクションを可能にしてくれたのはとても喜ばしいことです。というのも、私にとっては、これは論理的な発展だからです。論じているテーマから言ってもね。」出版社ハイゼはどう考えているかのだろうか。出版社の責任者ミヒャエル・バラバス氏曰く、「成功を収めているオープンソース運動に似たイニシアティヴを支援することができて喜んでいます。権利保持者の異なる利害をどのようにして守ることができるのか、そのひとつの道をこのイニシアティヴは示しています。」
レッシング氏の著作に続いて、今回のアクションが未来に道を開く成功例になることを期待したい。
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ハードウェア

PC本体に組み込めるカセットデッキ登場

タレコミ by korpus
korpus 曰く、
韓国のBTOなるメーカーがPCの筐体に組み込めるアナログ・カセットデッキ "plus deck" を発売した模様。(製品HP。英語ページへのリンクあり。)
想定されている主な用途は:
1.PC上の音楽データをカセットテープに録音。
2.ネット上のストリーミングなどをアナログで録音。
3.カセットのアナログデータのMP3へのコンバート。
オートリバース機能も搭載だとサイトでは自慢されいる模様。「iPodの時代にだれが買うか!」という突っ込みが聞こえてきそうだが、じつはかつて築いたカセットテープ・コレクションの処理に困っていた人もいるのでは? それにしてもこんな製品が発売されるところを見ると、韓国ではカセットデッキがいまだに現役ばりばりなのだろうか。
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テクノロジー

通り抜けても乱れない霧のスクリーン

タレコミ by korpus
korpus 曰く、
7月31日までサンディエゴで開催されていたCGとインラクティヴ技術の見本市SIGRAPH2003 にて、人が通り抜けても画像が乱れない霧のスクリーンが発表された。開発したのはフィンランドの研究者チームで、基本的な原理はまず気流の乱れのない大きな空気の流れを作り出し、そのようにしてできた空気の層のあいだにこれまた気流の安定した薄い霧なり煙なりを注入するというもの。 このスクリーン上に映される映像はスクリーンの前後いずれからも投影可能とのこと。詳しい技術的説明とデモの様子は、開発者のサイトで見ることができるので関心がある人は参照してみては。 さて、この開発者たちによれば、すでに世界各国で特許の申請を済ませており、商品化目前であるというこの技術の具体的な使い道としては、CAVE型メディア・インタスタレーションのような芸術的用途のほかに、人が通り抜けても画像が乱れないという特性を生かし、美術館などでの掲示や、スーパーやデパートでの広告板などが想定されているという。将来は野外でも使用できるらしいので、もうしばらくしたら私たちは広告の傍らを通りすぎるではなく、広告の中を通り抜けることになるのかも。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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