koufuuの日記: IT Doesn't Matter(その3) 1
日記 by
koufuu
なんだか、いろんなところで物議を醸してしまったようですが。順番に、コメントを。
von_yosukeyan日記から
私の場合には、すぐに一般論で議論してしまって、細部を見落とすのが悪い癖。
電算化やオンライン化と異なり、IT化の主目的がコアコンピタンスへの寄与だとすると、IT化が目指す情報システムというのは、他社との差別化要因となるべきものの実現であり、必然としてコモディティ化とは反するということだと思いますが、それは私も同意です。少なくとも、ソフト、ソリューションの大部分についてはそうだと思います。
ただし、IT化をもう少し広く取って考えれば、言い換えるなら、先のパラダイムでの電算化、オンライン化も含めて考えるならば、コモディティ化するものもあるのではないかと思います。
そして、コモディティ化したものについては、低コストで調達し、更に停止した際のリスクを踏まえて、適切なレベルの可用性を確保するというのが"IT Doesn't Matter"から得られる知見ではないかと思うわけです。ただし、繰り返しになりますが、IT全てがコモディティ化するわけではない以上、IT全てについて"IT Doesn't Matter"の主張が当てはまるわけではないと考えます。結論としては、IT投資にも、選択と集中が必要だという至極妥当なところに落ち着くのではないかと考えます。
kuramax日記から
多分、関連する日記だと勝手に解釈して。でも、日経コンピュータのその記事は記憶に無いので、適当に。記事の論点とはずれてしまっているかもしれませんが。
「システムの出来と企業業績には相関関係がない」という話については、「システムの出来」を何を指標として測定するのかというのが問題になるのではないかと思います。そのためには、システム構築の目的に戻る必要があると思いますが、そもそも、「企業業績」を改善することが目的になっていないシステムであれば、システムの出来で企業業績に寄与しないはずです。もっとも、営利企業であれば、コスト削減なり収益増加なりなんなりの理由で「企業業績」を改善することを目的に入れているのではないか思いますが。そして、その仮説が正しいとすれば、「企業業績」を改善していないシステムは、出来が悪い、或いは目的達成の手段として間違っているということではないかと思うわけです。
恐らく、両者に相関関係が無いという主張は、「システムの出来」として、技術的な観点を重視しており、ビジネス上の目的達成度合いとは別の指標なのでしょう。
そう考えた上で、相関関係が本当に無いとすると、むやみに新しい技術を導入する必然性は無いということではないかと思います。というより、ビジネス上の目的を達成するために必要に迫られて採用するのでなければ、枯れた技術を使った方が、安く確実に出来るのではないかとも思うのですが。
というのはさておき、kuramax氏の認識というのは、基本形としてはそんな感じだと私も思います。ただし、現実問題としては、上流設計を自前で出来ないところはたくさんあり、コンサルがサポートする場合(あくまでサポート。時に丸投げしようとするところがあるが、それはダメ。)や、他社や他業界の「業務知識」を得るために外部業者を活用するということもあろうかとは思います。あと、技術は確かに時代によって変わるのですが、情報システム部門がベンダーを管理する際のノウハウとして、システム構築を経験した人間がプロパーに居るというのは大きいと思われるので、その辺はなんとかして手当てした方がいいと思います。システム構築経験の無い人間だけだと、ベンダーの言っていることの妥当性を判断できず、言いなりになりかねないと危惧するわけです。
kinneko氏のコメントから
今まででも出てきたキーワードを繰り返すならば、コアコンピタンスへの寄与、差別化要因の実現を図ろうとするのであれば、ビルディングブロック的にできるもの以外を使うしかないと考えます。容易に構築できるものは、容易にキャッチアップされ、差別化としては不十分と思います。他の手段で、キャッチアップに対する障壁を築けるのであれば話は別ですが。
裏返せば、コアコンピタンスに寄与しない、差別化要因を生み出さないシステムについては、コモディティ化していくということだと思います。これは前回の日記に書いたとおりですが。
von_yosukeyan日記から
私の場合には、すぐに一般論で議論してしまって、細部を見落とすのが悪い癖。
電算化やオンライン化と異なり、IT化の主目的がコアコンピタンスへの寄与だとすると、IT化が目指す情報システムというのは、他社との差別化要因となるべきものの実現であり、必然としてコモディティ化とは反するということだと思いますが、それは私も同意です。少なくとも、ソフト、ソリューションの大部分についてはそうだと思います。
ただし、IT化をもう少し広く取って考えれば、言い換えるなら、先のパラダイムでの電算化、オンライン化も含めて考えるならば、コモディティ化するものもあるのではないかと思います。
そして、コモディティ化したものについては、低コストで調達し、更に停止した際のリスクを踏まえて、適切なレベルの可用性を確保するというのが"IT Doesn't Matter"から得られる知見ではないかと思うわけです。ただし、繰り返しになりますが、IT全てがコモディティ化するわけではない以上、IT全てについて"IT Doesn't Matter"の主張が当てはまるわけではないと考えます。結論としては、IT投資にも、選択と集中が必要だという至極妥当なところに落ち着くのではないかと考えます。
kuramax日記から
多分、関連する日記だと勝手に解釈して。でも、日経コンピュータのその記事は記憶に無いので、適当に。記事の論点とはずれてしまっているかもしれませんが。
「システムの出来と企業業績には相関関係がない」という話については、「システムの出来」を何を指標として測定するのかというのが問題になるのではないかと思います。そのためには、システム構築の目的に戻る必要があると思いますが、そもそも、「企業業績」を改善することが目的になっていないシステムであれば、システムの出来で企業業績に寄与しないはずです。もっとも、営利企業であれば、コスト削減なり収益増加なりなんなりの理由で「企業業績」を改善することを目的に入れているのではないか思いますが。そして、その仮説が正しいとすれば、「企業業績」を改善していないシステムは、出来が悪い、或いは目的達成の手段として間違っているということではないかと思うわけです。
恐らく、両者に相関関係が無いという主張は、「システムの出来」として、技術的な観点を重視しており、ビジネス上の目的達成度合いとは別の指標なのでしょう。
そう考えた上で、相関関係が本当に無いとすると、むやみに新しい技術を導入する必然性は無いということではないかと思います。というより、ビジネス上の目的を達成するために必要に迫られて採用するのでなければ、枯れた技術を使った方が、安く確実に出来るのではないかとも思うのですが。
というのはさておき、kuramax氏の認識というのは、基本形としてはそんな感じだと私も思います。ただし、現実問題としては、上流設計を自前で出来ないところはたくさんあり、コンサルがサポートする場合(あくまでサポート。時に丸投げしようとするところがあるが、それはダメ。)や、他社や他業界の「業務知識」を得るために外部業者を活用するということもあろうかとは思います。あと、技術は確かに時代によって変わるのですが、情報システム部門がベンダーを管理する際のノウハウとして、システム構築を経験した人間がプロパーに居るというのは大きいと思われるので、その辺はなんとかして手当てした方がいいと思います。システム構築経験の無い人間だけだと、ベンダーの言っていることの妥当性を判断できず、言いなりになりかねないと危惧するわけです。
kinneko氏のコメントから
今まででも出てきたキーワードを繰り返すならば、コアコンピタンスへの寄与、差別化要因の実現を図ろうとするのであれば、ビルディングブロック的にできるもの以外を使うしかないと考えます。容易に構築できるものは、容易にキャッチアップされ、差別化としては不十分と思います。他の手段で、キャッチアップに対する障壁を築けるのであれば話は別ですが。
裏返せば、コアコンピタンスに寄与しない、差別化要因を生み出さないシステムについては、コモディティ化していくということだと思います。これは前回の日記に書いたとおりですが。
ひひひ (スコア:1)