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koufuuの日記: 47氏のデジタル証券(その3)

日記 by koufuu
資金の調達が、売上の代替(あるいは資本の代替)になる必要があるのではないかという主張をしたが、もう少し考えてみる。

コンテンツが売上乃至キャッシュを生むという仮定の元では、コンテンツの所有者は、今後見込まれる売上乃至キャッシュを現在価値に割り引いたものを資産として保有していると見なせる。

ここで、資産価値が推計できるのであれば、投資対象として扱うことが可能だし、証券化することも可能だろう。

対して、仮に、売上もしくはキャッシュを生み出さないのであれば、資産価値が無く、証券化という解は使えない。そして、現在、疑問として投げかけられているのは、P2Pが広まった後も、コンテンツが将来に渡り、売上もしくはキャッシュを生み出すのかということだ。つまり、P2Pが広まっていても、これまで通り(あるいはそれ以上)に売上あるいはキャッシュを生み出す方策が求められている。

表のストーリーを見れば、コンテンツの方向性に意見できるのが権利だという説もあるが、果たして出資に見合う権利となるだろうか?

ここで、資金を誰から得るかを考えてみたい。これは、純粋な投資家とコンテンツ視聴者の2つに大別されると考えられる。まず、純粋な投資家について言えば、今までも書いてきたように、金銭的なゲインが無ければ、投資はしない。対して、コンテンツ視聴者であるが、こちらは果たして今以上に金を投資するだろうか?今現在、DVDやグッズ類を購入している層は、今まで程度しか投資できないだろうし、金を使っていなかった層は、やはり金を使わないだろう。つまり、今までグッズ類を買っていた層が、その金の一部を意見を言うための権利に使う程度で、たいした金額にはならないのではないかと懸念される。

ところで、おそらくP2Pの影響が大きいのは、DVD販売ではなく、TV放送だと考えている。というのは、P2PによりDVD販売が影響を受けるぐらいなら、レンタルのほうがより影響を受けているだろうし、逆にレンタル市場があれば、DVD販売の一定の受け皿になるのではないかとも思う。この辺は直感なんだが。話を戻す。TV放送についていえば、P2Pでの問題はCMがカットされてしまっていることである。その結果、スポンサーから見た番組の価値が激減してしまっていることに問題があるのではないか?証券化のような資金調達スキームではなく、スポンサーが金を出すことの新しいメリットあるいは広告方法を考えることのほうが大事ではないだろうか?

あ、音楽コンテンツは、また別の議論が必要かも?それは宿題ということで。
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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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