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kubotaの日記: 翻訳 (6)

日記 by kubota

比較演算子の結合

まえのつづきですが、まえは、RFC025 は Perl の文法に複雑さを導入してしまうけど、でもそれは問題じゃないよ、ということを言ったところで終わってました。

で、however は、そこにつながります。interaction が訳しにくいけど、意味的には、分かるよね? RFC025 の導入を考慮するとき、演算子の優先順位にも注意しなければならない、というのが意訳。RFC025 の主張は演算子の優先順位に「関連している」とか「影響を及ぼす」という感じかな。

次の文の訳は完璧。専門用語もきれいに訳せてるし、正確に訳せているのに加えて日本語としてもきれい。

次がちょっと問題。「I don't see a great problem with this」は、this の中に a great problem を見出していない、とか、this は a great problem だと思っていない、という意味。

それと、その次の文とのつながり。「since」を使ってますね。since はこの前も出てきましたが、「理由」と「時」のふたつの意味があります。なぜこのふたつの異なる意味が since というひとつの単語に同居しているのか、ぼくにはよくわかりません。が、とにかくそういうことになってます。見分け方は、訳してみてしっくりいくほう、です。

じつはこの since は「理由」なんですが、その理由が次の文にもまたがって続いているので、日本語に訳しにくい文になっています。英語だと、「A since B」とも「B, since A」とも書けますが、日本語では、「B だから A だ」というのが自然な順番だからです。「A である理由は B だ」、とも書けますが、それだと、A は既知の前提というニュアンスになってしまいます。で、こういう場合は、文を分けて、「A だ。というのは、B だからだ」という書きかたをするのがよいでしょう。

「私はこのことは大した問題ではないと思っている。というのは、これらの優先順位が異なる主な理由は~のようなふたつの比較の排他を記述するためである (と私は信じている) からだ。」

という感じかな。ちなみに、ここに落とし穴。have にはほんとにたくさんの意味があります。have + 目的語 + 補語で「~を~の状態にしておく」という意味になります。

次は OK。

ごめん、次の文はまったく意味が分からない。last expression というのは、最後の式、とすると、$y < 10 のことかな。それだと、この部分をカッコでくくれ、という意味なんだろう。それとも、$x < 10 != $y < 10 全体のことかな。それだと、たぶん、($x < 10) != ($y < 10) と書きなさい、という意味なんだろう。soramine さん解釈の、「最後の手段」的な意味なのかもしれないし。just for clarity は「それは明快だ」というよりは「明快にするために」という意味じゃないかなと思うが自信はないです。

objection は「反対」「異議」「欠点」「難点」「障害」「故障」です。「私が気付いていない重大な欠点を誰かが指摘してこない限り、この RFC を受け入れる」という意味です。object とは違うよ~

辞書をまじめに引いていると、いっぱい意味が出てきて、どの意味がいちばんしっくりくるか、というのを全部試していると、けっこう大変です。たとえば、ひとつの文のなかに 3 個の分からない単語があり、それぞれ 4 つずつ意味の候補があったとしたら、3 x 4 = 12 通りの訳を考え、そのなかでいちばん正しそうな訳を選ぶ必要があるからです。でも、これは必要なことです。経験を積めば、直観で正しい意味が分かるようになってきます。

で、ここで何が問題になっているか、分かりましたか? 現状の Perl では、不等号演算子のほうが、統合演算子よりも高い優先順位がつけられています。これを変えないといけない、という問題が生じているのです。

typodupeerror

アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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