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ky_lokの日記: 日本という宗教国家のかたち(「天皇を中心とした神の国」) 1

日記 by ky_lok

ここにつけたコメントの続き。あんまりだらだら書くのも、コメント荒らしみたいな気がしたので。

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儂はいわゆるサヨ寄りの人間ですが、現状の天皇制はありだと思っています。(皇室典範の男子継承などはおいといて。)
少なくとも、現在の天皇制の最大の問題は、「天皇家の基本的人権のなさ」だと思います。
芸能人やスポーツ選手並み(もしくはそれ以上)の注目と三流ゴシップ(特に「お世継ぎ問題」)が、天皇家であるだけで常に付きまといます。
それでいて、「男子による継承」(皇室典範第1条)「世襲の強制」(日本国憲法第2条)「財産使用の不自由」(日本国憲法第8条)など、一般国民にはない制限が「法で」強制されています。天皇家は、世襲を法で強制されている日本唯一の一家です。養子を採ることも出来ません(皇室典範第9条)。

先だって皇太子の発言が物議を醸しましたが、あれも「不自由」であることが発端でしょう。儂は、天皇制廃止となる場合、その議論の発端は天皇家内部から出るのでは、と勝手に考えています。

一時期、「日本も普通の国にならねば」という議論がありましたが、王制(というか「帝制」)の存在自体が今ではそれだけで特殊である以上、「天皇制廃止でもするんかいな」と思ったもんです。あまりに軍事的プレゼンスのみに偏った議論になってしまい、ばかばかしくなったのを覚えています。
(言い出しっぺの小沢氏の本は、軍事・経済・政治を大きく論じた、まさしく「国家百年の大計」を語ったものだったと聞いていますが未読です)
いわゆる「過去の清算」についても、現在の天皇制のあり方は特に問題になっておらず、むしろ「首相が靖国に」「自衛隊が海外派遣」など、(歴史的ではなく)政治的な文脈のみで語られています。

ただし、政教分離は重要な問題でしょう。
今上天皇即位の際、「政教一致だ」との声があがりました。もともとが即位の礼自体がかつての大和朝廷以来の「宗教国家」だったころの名残である以上、また「帝制」そのものが、より上位の存在(=神)による聖別をうけることで、正当性を主張するという伝統がある以上、この政教分離問題は避けてとおれません。
この問題は、特殊な国にしか存在しないわけではありません。単によその国では目立たないだけです。
たとえばアメリカ大統領は、就任式で聖書に手を置き宣誓します。
地位や権力を公に手にするためには、それが正当なものである、ということを納得させる必要があります。そのために「神」が引っ張り出されます。
日本の天皇即位における「神」も、仰々しさは違えどアメリカ大統領の手の下の聖書と本質的に代わりはありません。
したがって、この問題はとどのつまりが「憲法に規定されている天皇制の存在と政教分離の原則とを実効足らしめる立法の不備」といえるでしょう。
もっといえば、「日本国と日本国民統合の象徴」としての天皇と、「神道における万世一系の存在」としての天皇を明確にする必要があります。

いっそのこと天皇制を廃止するのもひとつの手です。そのときに日本国が、日本国「住民」を統合するような新たな「象徴」をどうするのか、それは正しく「この国のかたち」そのものです。

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ん~~、まとまらなんだ・・・orz

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • イギリスその他に続く王室の存在。アメリカその他大統領の就任式における聖書に対する宣誓式。
    日本の天皇陛下即位されるに当たり行われる大嘗祭(新嘗祭)と何が違うのでしょうか。
    確かに、現日本ほど長く続いている「王室(皇室)」は世界にも類を見ないと思います。色んな祭典が行われますが、これほど長い歴史をもった祭典が他にあるでしょうか。学問的に見ても貴重であり、これからも存続するべきものではないかと私は考えます。
    あまり政教的観点から見たくないので、私はいつも、伝統や学問的または社会における精神的メリット面ばかりを見るようにしているのですが。
    自由が無いのも特徴でしょう。その端的な例でもっとも示されているのが最近の雅子様ではないでしょうか。

    私もまとまらないorz
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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