kzhrの日記: XANO明朝かな改変記
ああいうことを宣言したからには始めなければならなく、又個人的に使いたい用事もあるために、こうやって編集を始める次第です。
原本としては2003/11/01版のXANO明朝を利用した。
まず、字形を整える。仮名のオリジナルとなった築地体の作られた明治三十年はまだ泰明期を抜け切れておらず、また、活字をスキャンしたものなので、インクが乗りすぎたり、又かすれたりして字形が点々ばらばらです。例えば、きとぎ。運筆からして違うようです。
ただ、これはこの築地体の「味」の一つでもあるわけですから、闇雲に統一することは、そもそも統一することがクラシカルな良さを消してしまいます。
確かに、印刷技術も発達し、又専ら画面表示のように用いられるであろうXANOにそこまで要求するのもまた無碍で、無粋です。しかし、余りにそういう要求をしすぎて、MS明朝のように味気のない文字になるのも喜ばしからざることではないでしょうか。そう言う訳で、長くなりましたが、画面表示よりもとりあえず築地体の味を残すことに専念することにしました。
ですから、いずれ仮名だけはORADANOと同等のライセンスで公開仕様とは思いますが、濁点の有り無しで形が違うという苦情(使う人いない?)はちょっと違うよと初めっから断っておきます。また、明治時代には「ぁぃぅぇぉゃゅょゎっ」の文字が「存在しなかった」がために自然、「あいうえおやゆよわつ」を縮小した図形となっていて、又、半濁音もなかったらしく、原本にはどれも同じ、それもコンピューターで作ったような字形になっているため、そこの辺りも注意願います。
先程のインクが乗りすぎたり云々の影響か、「あ」の文字の、三画目の書き出しが見受けられません。最初からなかったとは考えにくい(何せ、「あ」は「安」の崩し字)ですから、それを付け加え、文字を真ん中に揃えて、ラインを低くしました。とりあえず明日までには「こ」まで終わるでしょう。
「こ」まで出来たら、一度フィードバックをしてもらうために公開したいと思います。こういう風にデザインしていくというのをいうために。それに突っ込みをしていただけると大変にありがたいのです。
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