live-gonの日記: 「約物」と書いて「やくもの」 - IT観察
「これで“買わない理由”がなくなった――最新「MacBook」徹底レビュー」ってことで,ここでマックの思い出でも語ろうかと思ったけど,マックに関してはネタが少ないのでいよいよというときのためにとっておく。もっとも,ないと思ったネタを出すのも貴重な技術ではある。その技術の修得も,その後の困ったときのためにとっておく。とっておくといったらとっておくのである。
見出しに「――」という表記があって気になった。私はダッシュは罫線(─,Shift_JIS 0x849F)を使って書いているけど,ここでは―(ダッシュ,ダーシ,Shift_JIS 0x815C)を使って書かれている。ダッシュをダッシュで使っているんだからITmediaの方が正しいのだが,二つ並べたときにつながって見えないのがなんとなく嫌で私は罫線を使っているのである。
ダッシュについて調べようと思って「――」と「──」をググったのだけど,どちらも検索結果に出てこなかった。Yahoo!でググるとそれなりに出てきたけど,意味のあるサイトではなかった。
しょうがないのでダッシュとハイフンを検索し,Wikipediaの項を見つけて,改まった定義を知った次第である。Wikipedia ダッシュ(スラドでは日本語のIRIはリンクされないが,他のサイトに移転したときにスラド用の特別な配慮が残っているとめんどくさいのでこのままにしておく)。また,その中で「約物」という言葉があることを知った。句読点やカッコなど,発音しない記号のことである。スラドではリンクされないことが残念だけど,Wikipediaの約物の項はなかなか参考になるので一見の価値ありである。
なんかもうここで打ち切ってもいいくらい「約物」の項に入り込んでしまったけど,リンク先に余韻を任せてしまうのもなんなので,なんとなく括弧とダッシュの使い分けなんぞを語ろうかなと思う。
私の場合,丸括弧を使う場合,本文と外れた注意書き,文字どおり括弧書きとして使う。できるだけ括弧の中身が本文から削除されても―― s/\([^)]*?\)// ってことだが合ってる?――意味が通ることを意識している。逆に,本文の流れからは外れるけど,中身をちゃんと読んで欲しいときにはダッシュを使う。
例としては,「例えばダッシュを使うときは――すべてではないにせよ――中身を読ませるように書いている」逆に「丸括弧を使うときは(だんだん何書いてんだか分からなくなってきたけど)中身は省略できるように書いている」
さらに鉤括弧の使い方についても言及する必要が出てきたように感じるが,面倒なので省略するのである。
そういえば自分は読点を「,」を使っているけど,これについても色々と歴史があるようである。私はあまりそこまで原理主義,宗教的な理由で「,」を使っているわけではないけど(別にいますぐ「、」に乗り換えてもいいくらいである),使い続けていると,こっちの方が落ち着くのも事実である。縦書きに変更する可能性も考慮すると,「、」の方がいいんだろうなあ……。
まあ,正しい記号の使い方を覚えた上で,裁量が認められているものについては自由に,しかし自分の中だけでも明確な使い分けをしたいものである。でないと,読み手が「これは今までと違うけど何が違うんだろう?」と余計なことを考えてしまうからである。日本語は特に括弧が多いので,この使い分けには慎重にならないといけない。
オチを付けようと思ったけど,約物を駆使したベタなオチとか,読んでもあまり面白くないと思ったのでやめておく。大体,()の中は省略できるように書いてるとかいっても,ホントにそこを読まずに文章を追う人がいるとは思えないし。書いてあるもんは大抵,括弧の中までちゃんと読まれるものである。
「約物」と書いて「やくもの」 - IT観察 More ログイン