live-gonの日記: いっせーのでダッシュ - IT観察
都内でバイク通勤と自転車通勤の両方をやってる人間だから分かるんだけど、東京都内では自転車とバイクの違いなんてほとんどない。というかバイク通勤のある種の虚しさは哲学的ですらある。人に語って聞かせたことだけど、ここで改めて書こう。
バイクでの移動において、「急ぐ」ということはつまり信号と信号の間を普段より早く移動するということである。で、この行為というのが本当にビックリするくらい報われない。車の流れに乗って鼻歌まじりに40分で到着する場所に、命を削ってすり抜けを敢行し、黄色どころか赤に変わって三秒後の交差点に突っ込んだとしても、35分で到着するのは難しいのである。もっというと、バイク通勤していて、本当に「到着の時間を早めなくてはならない」という緊急性を実現するためには――回りくどい言い方だけどつまりバイクに乗ってて都内を「急ぐ」ということは――信号を無視するという選択にほかならない。さらに言うと、一つ無視しても駄目で、半分以上無視すれば、「急ぐ」という行為をなすことができるような代物である。
乗り物というのは都内においては信号と信号の間を移動するものであり、早く着くというのはこの信号にどれだけ引っかからないかということなのだ。で、例えばある道を時速40キロで走っていたとして、それを60キロにしたところで、次の信号までに稼げる時間というのはわずかである。それが80キロでも同じことだ。具体的に計算すると、次の赤の信号まで500メートルあるとして――いいかげんな数字だとは自分でも思うけど――時速40キロなら――えーと、40キロ進むのに1時間かかるんだから、その80分の1を進むんだから――45秒だ。これが80キロだと倍だから22.5秒ということになる。稼げる時間は多めに見積もってもそんなもんだ。当たり前だが、普段60キロで走っているなら10秒程度の稼ぎになる。これはつまり80キロで走っているバイクが交差点を通りすぎてから、20秒や10秒以内に信号が変わらないとリードにつながらないということになる。そんなタイミングの信号が出発地から目的地までの道程に何ヶ所あるか。500メートルより短ければ当然リードする時間は短くなる。さらにそれでリードできる時間は信号一回分、長くても1分というところではないだろうか? 信号と信号の間をブッ飛ばすという行為が危険度の割にいかに割りが合わないか分かると思う。タイミングの悪い信号に引っかかったらチャラになる(後ろに追いつかれる)可能性だってあるのだ。
というわけで、都内で危険走行しているバイクは多いけど、そのほとんどが1分にも満たない時間のために命を削っていることになる。もちろんバイクで10分の距離を、途中の信号で引っかかったために12分になるのは、40分の経路を38分で行くのとは感覚が違うだろうが、それにしてもホントに報われない行為である。前述したように、ほとんどの信号を無視しない限り、早く到着することなんて出来ない。当たり前だけど、信号無視なんて行為は危険もいいところである。のんびり進んでも到着時間の誤差は1分程度だ。
道路を移動するときはのんびりやりたいものである。それでもバイクに乗ると、信号が青になるとアクセルを吹かして次の信号までダッシュしてしまうのだけど。
2006年12月11日週の金曜日のITmediaアクセスランキング1位は「交通事故を起こす意外な要因は……」という記事である。
InsuranceHotline.comの調査では、年齢よりも星座の方が交通違反や事故に大きく影響すると示された。ワーストドライバーはどの星座?
ってことだけど、この記事が木曜に掲載された時点で、金曜のアクセスランキングに入るのは大体予想できた感じである。ITなのかどうなのかよく分からない。
ちなみに私は朝の井の頭街道を走っている。私を見つけたい人は、井の頭街道沿いに全裸で立ってみるといい。ジロジロ見る奴がいたら、それが私である。
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