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live-gonの日記: 炎上の種 - IT観察

日記 by live-gon

mixi日記の記述で引責 ガイナックス赤井氏が取締役辞任」ってことである。リンク先を見れば分かるけど、辞任した赤井氏は2chを批判したわけではなく、わざわざ見にいくなとスタッフに注意しただけである。言い方が悪かったので祭りになってしまったようだ。

こういうのの経緯を追うのも面倒だし、ガイナックスくらいネットとの付き合い方が分かっている人間なら色々計算の上での辞任だろう。大体、辞任という決定に何か意味があるのか考えてみると大してないと思う。ただの肩書きだし、二度となれないわけでもない。演出や計算のようなものも充分に作用しているはずで、むしろ――もしいればの話だが――真剣に不快に思って抗議した人の思惑などカケラも考慮していないだろう。

話題としてホットだなと思うのはやはりmixiの日記の記述で引退という点だ。この見出しのおかげでアクセスが多かったのではないだろうか? ちょっと前にmixi読み逃げが話題になったこともある。この辺は今、食いつきがいいトピックなんだと思う。

食いつきがいいトピックというのは炎上の火種と同じ意味だ。「世代間対立」や「文化対立」「モラル」などを煽ってやればいくらでも作ることができる。

Google Newsを見ると、2007年5月7日の段階ではエキスポランドのジェットコースター脱線事故や小学生の漢字能力のニュースが見つかる。ほか、痴情のもつれの殺人事件や救命士の処置ミスなどのニュースがある。

ジェットコースターのニュースは――不謹慎な言い方をすると――イメージ喚起力が素晴らしい。あれに乗ったときに脱線を想像したことがない人がいるだろうか? マスコミにとってはずいぶんおいしい事件だろう。整備不良というのもいい。叩くのが簡単だからだ。子供の学力低下のニュースは年中行事のようなものだけど、それが年中行事になるのは普遍的な盛り上がりを見せるからだ。

そろそろ別のところから炎上の種を見つけてはどうだろう?

世代間闘争は駄目だ。子供の学力低下や携帯文化の異常性、mixiやYouTubeや2chのようなIT系の文化対立――当然だがネットではアクセスを稼ぐよい種だ――、キレやすい団塊の世代などもありがちである。児童虐待も最近の母親を叩くための口実であろう。広い意味では世代間ギャップを利用した種だ。

これが海外だと階級闘争がメインになる。ブルーカラーとホワイトカラー、肉体労働者と頭脳労働者の対立である。日本ではあまり作られていないイメージがあるから新しいかもしれない。分かりやすい例では、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」というあれだ。

ライブドアを虚業と断罪したときのムードにそれはないこともなかったかもしれない。しかし、日興コーディアルの例を見ると、虚業より、「天下り」「既得権益」あたりをキーワードにすることでよい種が出来そうだ。

著作権は永久に必要。退職金1億では老後が心配。能力の高い人より低い人から税金を集めるべき。成り上がりに社長は無理。

この辺も出尽くしている。大体、昼メロとかでよくある、破滅していく上流階級の女の話なんかは新鮮味のかけらもない。

ここまでの考察で分かったことがある。新しい火種を作るには、新しい差別を作り出すといいのだ。そこに差別があると分かれば火は広がる。今まで気づかなかった差別から火種が作れるのだ。

「B型の人間は採用しない」人事部長がブログで告白。乙女座の人間は無断リンク禁止。墨田区駅前の路上でルイ・ヴィトンを持ち歩くのは禁止。ブログを書いてない人間は食堂の利用禁止。ペン回しをする人間は論理的思考が出来ない。USB 1.0 しか使ってない奴は女にモテない。親知らずを抜いた子供は抜いてない子供より友達の悪口を言う傾向がある。ニキビのある奴は発想が貧困。山口県民は三重県に劣等感を持っている。スラドを閲覧している人間は知能指数が高い。異性の趣味がマニアックな人間は出世する。十代で失恋した人間はなんでも妥協する。

自分で書いてて腹が立ってきたが、新たな差別を創造するにはまだ足りない。

親子丼と牛丼、牛丼が好きな人間は吉野家が好きだ。今日の天気を話題にする人間は、明日の天気も話題にする。携帯を目覚まし代わりにする人間は、目覚まし時計をセットしない。ガスレンジを使う人間は、換気扇を回す。パソコンを使う人間は、キーボードも使う。

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