live-gonの日記: ザ・ワールド・イズ・マ…… - IT観察
お金が余ってしょうがないという友人がいたとする。「どうすればいいと思う?」とか聞いてくるのだ。使えばいいと思うよとしか答えようがない。
「何に使えばいいんだ?」さあ。平凡だがここでなんと答えよう。まだ額が分からない。手始めに、車はどうだと聞いてみる。
「車はありすぎるんだよ。車を入れておく倉庫も買い過ぎた。倉庫がでかすぎて見物人が殺到して金が集まったりした」車レベルじゃないんだな。家とかマンションは?
「まあ、いくつか持ってるけど……」金を持っている人間、さらに次から次へと生み出せる人間はなんか見ている風景が違いすぎて相談に乗ってもうまく親身になることができない。とりあえず寿司をおごってくれよ。
「いいよ」というわけで場所を寿司屋に移動する。トロ頼んでもいい?
「いいよ」悪いね。たかっているみたいで。さて、ありすぎる金にふと困った友人にはなんと言ってやればいいのか? 確か石油王の息子が言ってたセリフがあったな。あれはどうだろう。もっと金を儲けたらどうだ?
「え?」
10億や100億で満足してんじゃねえよ。その金でもっと儲けろよ。
「金儲けに飽きたんだよ。いくら増やしてもキリがないんだ。だからこうやって相談しているんじゃないか」そんなレベルの悩みかよ。しかし真実は反対側にある。こいつは金を使いたいわけじゃないんだ。こんな相談をしてくる友人が現れたらこう言ってやろう。そんなところで満足するな。お前はまだ世界一の金持ちじゃない。
「……確かにそうだ」一人の金持ちがすべてのものを手に入れたとき世界っていうのはどうなるんだろうな? 所有という概念がなくなるのかな? 地球上のものがすべて一人の人間のものになったら地球から見えているものもそいつのものになってしまうことにならないか? 言い過ぎて自分でも意味が分からなくなってくる。
「すべてを手に入れるのは無理だよ。金持ちになって分かることは、世界というのは談合でできていて、五つより少ない数に統合することはできないようにできているんだということだ。それ以上やるとバランスが悪くなって逆に転落する可能性が出てくる」それはお前が金儲けを誰かの金を巻き上げることだと考えているからだろ。金の限界をまわりとの比較で決めるな。金は金の力だけでもっと大きくなれるんだ。
そこまで言われて金持ちの友人は真剣に考え始めるかもしれない。金儲けに限界はあるのか。すべてのものを手に入れることはできるのか。すべてのものを手に入れた存在は金持ちと言えるのか。そんな金持ちを金持ちだと所有されている他の人間が認識することができるのか。「金持ちになりすぎると金持ちという定義から外れるのかもしれないな」
そうだろうそうだろう。まだ充分に稼いだともいえないお前が増やすことや減らすことに飽きたとか言ってんじゃねえぞ。
「分かった。この寿司屋はお前にあげるよ」
いやまさにそのレベルの発想だと嬉しくもないから。そう言って会計だけおごってもらえるような日が来るかもしれないとする。
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