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live-gonの日記: プライバシーについての四方山話 - IT観察 4

日記 by live-gon

いま、プライバシーで熱い問題といえばこいつである。2008年8月8日のランキングトップ、「Googleストリートビュー」は見えすぎちゃって困る?ってことで、Googleストリートビューのプライバシー侵害が12月でもまだホットな話題だ。リリースに関してはスラドでもGoogleマップのストリートビュー、日本でもという記事になっている。

そもそもプライバシーってなんだろうと辞書を引いてみるとYahoo!辞書 - プライバシー【privacy】では「個人や家庭内の私事・私生活。個人の秘密。また、それが他人から干渉・侵害を受けない権利。」とある。手元の三省堂国語辞典でも「個人の私生活に関すること」と書かれていた。私生活の定義がよく分からないのでさらに辞書を引いてみる。Yahoo!辞書 - し‐せいかつ【私生活】「公的な場を離れた、その人の個人としての生活。」ここで疑問に思うのがYahoo!辞書 - こう‐てき【公的】であるのだが、「おおやけであるさま。公共のことにかかわっているさま。」だそうである。三省堂国語辞典だと「(1)国・役所・団体など、公共に関係があるようす。(2)仕事に関係があるようす。」だそうで、ここまで調べても線引きが難しいことがよく分かる。大体、私生活が仕事に関係していないか、仕事が私生活に関係していないか、その辺の区別もよく分からないのに、どこからどこまでがプライバシーなのか区別することはとても難しい。いや、理屈の上で区分できることは分かるけど、人間の生活が理想的に区分できないということが分かる、といったところか。

内容から区別することが難しくても、空間でいうならけっこう簡単である。会社なら公共だし自宅なら私生活である。

で、ここまで書いて表に出された表札やゴミ捨て場などは公的なのか私生活なのか空間の境界としても曖昧であるというところがなんともプライバシーの難しいところであるという話になるわけである。スラドを見るとこの問題が直感的にピンと来る人とこない人がいるようである。来ない人はマンション暮らしなのか自分のプライバシー保護に自信があるのか趣味で仕事をしていて生きることで給料をもらっているようなよく分からない人なのだろうかと訝しんでしまう。

この界隈はもともといろいろな問題を突きつけられていて、静止軌道上から縮尺何分の一、解像度何dpiで人の家を撮影したらプライバシーの侵害になるのかとか、ネットに無断で公開することの是非とかがもともとグーグルマップにはあった。ここで公道から民家を撮影した映像をネットに公開するときの許容範囲って問題が突きつけられた格好になる。

民家は私生活なのかというとちょっとよく分からない。公開しているという認識の人もいるだろうし、そうじゃない人もいるだろう。ファッションモデルがショーでランウェイを歩いているとき、あの服は公開していると言っていいが、僕らが外出するときに着る服を公開しているとはあまり認識しない。ましてや雑誌で批評なんかされたらたまったものではない。家は中で暮らすためのものであり、外から写真を撮ってもらうためのものではない場合が大半だ。撮影され批判される可能性がないとは言わないが、そういう行為が許されているのかというとちょっと違うと思う。抗議されたり場合によっては告訴される恐れのある行為だ。

で、話は戻るけど、どこまでが私生活なのかというと定義がとても難しい。どんな家に住もうと自由だ。どんな服を着ていいのと同じ程度には。じゃあその自由なものを写真に撮ってネットで公開するのも自由か? ま、この話はこれ一回で終わりじゃないから投げっぱなしで終わるのである。次がギャグだったりするかもしれないけど、それはそれ、どういう展開になるかは分からない。

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  • 法学などで扱うプライバシー侵害もまた独特なものがありますよ。
    (権利)侵害という言葉自体がまた難しいですし。
  • 民家は私生活なのかというとちょっとよく分からない。公開しているという認識の人もいるだろうし、そうじゃない人もいるだろう。
    よく「街との調和を損ねる外観の家を拒否する」と言うのもありますし、調和を乱さない範囲であればどうやっても構わない、というのもあります。マンションとかの扉だの、ベランダに洗濯物干すなだの言うのも同じですね。

    なので「プライベート」と「パブリック」は「空間でだけ」単純に分離されるものではない(この線からこっちはプライベート、こっちはパブリック、とはならない)という事を、多くの人が理解せずに誤ってプライベートだと思い込んでいるだけではないでしょうか?
    --
    fjの教祖様
    • 民家は私生活なのかというとちょっとよく分からない。公開しているという認識の人もいるだろうし、そうじゃない人もいるだろう。
      よく「街との調和を損ねる外観の家を拒否する」と言うのもありますし、調和を乱さない範囲であればどうやっても構わない、というのもあります。マンションとかの扉だの、ベランダに洗濯物干すなだの言うのも同じですね。

      そうですね。同じではないですが、

      どんな家に住もうと自由だ。どんな服を着ていいのと同じ程度には。

      に通じるものがありますね。

      あと、調和のとれた家ということに関しては日本は無頓着で、訴訟までいくと大抵はどんな家でも建ってしまうそうです。電飾とかサラウンドハウス(どんなだ?)でもない限りは。ま、一方であまりそういう訴訟が和解せずに判決までいくことはないそうですが(けどマンションだととんでもないのがごろごろ……)。

      なので「プライベート」と「パブリック」は「空間でだけ」単純に分離されるものではない(この線からこっちはプライベート、こっちはパブリック、とはならない)という事を、多くの人が理解せずに誤ってプライベートだと思い込んでいるだけではないでしょうか?

      もう一つの要素としては土地もありますね。奇抜な一戸建は田舎に建てられがちですが、これはやっぱり周囲の調和云々やプライベートと公共の区分とは別に、その家が視界に入る公共の空間に人がどれだけいるかも重要な要素だからでしょう。いわゆる「人に迷惑をかけない」って奴が優先されそう。

      GSVで、生活道路の公開はやめて欲しいっていうのも理にかなった要望のような……。逆ギレしたGoogleがアパートの各階の廊下まで撮影を始めたりして(笑)

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      LIVE-GON(リベゴン)
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