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maiaの日記: 東芝が液晶TVに低価格ライン

日記 by maia

欧米に低価格液晶テレビ 東芝

米国市場には低価格を売り物にした「ビジオ」に代表される新興ブランド品が台頭。このため既存の薄型テレビも販売価格の急落に見舞われ、日本メーカーの薄型テレビ事業は2007年9月中間期に軒並み営業赤字に陥り、東芝も100億円強の営業赤字を計上した。このため、東芝は高画質の製品とともに、新たに低価格品も手がける2面作戦に戦略を転換。

ビジオは新規参入の液晶TVベンダーで、アメリカ市場をいきなり席巻した。日本企業が軒並み赤字に陥るほどの脅威である。日本企業としては、性能を維持しつつ、価格競争に勝つ以外にどうしようもない。東芝の製品は日本ではソニーに次いで(あるいは凌ぐ)安い印象があるが、それでも低価格ラインを作るとは。現代的なビジネスの有り様というものだろうか。

市場の激変は、リアプロ市場も壊滅させてしまい、日立、エプソン、ソニーが2007年、相次いで(事実上の)事業撤退に踏み切った。2006年までは意気軒昂だったのだが... 残るはビクターだが、現状では無理だろう。ボリュームビジネスにならないのであれば、取り組む意味はない。バリュービジネスはプロジェクターで足りるというわけだ。

東芝の低価格ラインが32型を中心にするというのも興味深い。こうなると、前出の日経の記事は本当だったのかもしれない。

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