maiaの日記: 中央リニアの憂鬱 10
日記 by
maia
JR東海の中央リニアは、これまでも賛否両論あったけれども(反対論は主にエネルギー消費の問題か)、Business Journalに興味深い指摘があった。長大なトンネル工事の件は別として、主に(1)高度変動が早すぎる、(2)ヘリウムの供給に長期的にクエスチョンマークが付いている、の2点。中央リニアの最高点は1209mで、山梨県駅の標高250m地点から4分50秒程度で到達すると考えられる。正確な縦断面図は知らないが、単純計算で分速200mのエレベータに乗っているようなものだ。キャビンを与圧式にすれば解決するが、かなり面倒な話ではある。ヘリウムの問題は技術的解決が可能かもしれないが、現時点では未知数。とてもではないが、枯れた技術とは言い難い状況がある。ここでもまた、コンベンショナルな新幹線でのんびり行くという解決策が、再び浮かんでくるのだ。
He4 の安定供給手段を思いつきで言ってみる (スコア:1)
核融合科学研究所(NIFS) [nifs.ac.jp]に供給を依頼するために実用化の研究開発費をつけるとかしないんだろうか?泥縄だけど…
マグレブのコイルは伝導冷却式 (スコア:1)
液体ヘリウムは使ってないんだが以外にも。
Re:マグレブのコイルは伝導冷却式 (スコア:2)
う~む、既にヘリウム使わなくなっていたですか。記事検証の集合知効果...
高温超伝導の実用化が前提と思いますが、もう大丈夫のようで。
二ホウ化マグネシウム [wikipedia.org]
あと、ビスマス系超電導 [sei.co.jp]
なんか誤解してる感じが (スコア:0)
軌道上に設置した無数の超伝導磁石を冷却し続けるのにヘリウムが欠かせない
超電導電磁石は車両側ですね。軌道のコイルはただのコイル。
Re:なんか誤解してる感じが (スコア:1)
いや、ホントこれ、どうしてこう思ったんですかね。(呆)
下のコイルがただのコイルだっていうのは結構有名なことだと思うので、側面のコイルが超伝導コイルだと思ってたんでしょうかねぇ。
でも、下のコイルがただのコイルって知ってたら、横のコイルも通常の電磁石だと思うのが普通だと思うのですがねぇ(^^;
http://linear.jr-central.co.jp/about/ [jr-central.co.jp]
Re: (スコア:0)
国や自治体から補助をもらっていればもっと簡単に叩けるのに悔しいっ、でも言いがかりつけちゃうっ(ビクンビクン)という感じがほほえましいよね。
Re: (スコア:0)
気圧変化についても通常の旅客機の与圧は0.8気圧程度ですから、
標高だと2000mくらいの気圧ですね。
東京から大阪へ飛ぶ航空機では1時間の間に2000mまで登って
下りる事になる。しかも1分間に600m以上上昇するんで、3分で
2000mに達します。
まあ、ゴシップ誌のサイゾーが運営するBusiness Journalをうのみ
にするのもどうかと思いますが。
Re:なんか誤解してる感じが (スコア:2)
与圧は、国際線だと2400m相当くらい、国内線だと1500mくらいかと思います。
高速エレベータや飛行機に、まあ「近い」気圧変動が、短い乗車中に繰り返されるので、「それほど」でもなくても、耳への影響はあるような気がします。たまに乗る乗客にとって、どの程度の不快感となるのか、興味はあります。
Re: (スコア:0)
「耳ツン」を防ぐためにコンベンショナルな新幹線も気密にしてありますから、若干与圧しておけばよいだけではないですか?
リニアのヘリウムが問題なら (スコア:0)
中規模病院のMRIとかどうなるんでしょう。あっちの方が使用量はるかに多いですよ。
で、最近は機械式冷凍機でほとんど再利用してます。リニアもやってるでしょう。
本当に希少ならMRIは3次救急にしか置けませんよ。