maiaの日記: 電力新時代のオフグリッドレディ戦略 2
日記 by
maia
予備率を重視しない発送電分離というのは危険な政策だ(現状でもやばいけど)。だが、政策は止まらない。原発も動かない。唯一の望みは蓄電装置のコストダウンと組み合わせた再生可能エネルギーかもしれないが、オフグリッドの方がまだ信用できる。でもそれ、ユニバーサルサービスにならない。
ここから導かれる論理的な結論は、大停電時代であり、停電時に即切り替えて自給できる、要はオフグリッドに近いシステムの部分的な普及。部分的というのは、規模と普及率の両方。トータルのコストは増える。「オフグリッドレディ」というところ。
無補給でグリッド停電に耐えるのは3日か1週間か。UPSの領域は遥かに越える。バッテリーベースだと24時間くらいが限界だろう。
電力が足りなくて停電したら送電業者の責任 (スコア:0)
色々おかしい。発電業者に参入する企業はあっても送電業者に参入しようとする企業はないんじゃない?
産業拠点選択基準としての電力の安定供給 (スコア:0)
日本で操業する理由のひとつに、自営でなくても通常は安定した電力が得られることというのがあるのだが、こんなにあっさりとメリットを放棄されそうではますます産業拠点としての魅力はなくなる。
インフラを馬鹿にしてるとひどい目にあうのは想像力のない人にはわからないんだと思っていたが、災害が起きても問題を理解できない対応できないじゃ未来は暗い。