maiaの日記: 【学術会議】搾取と破壊に対抗するために 5
日記 by
maia
増田善信氏は黒い雨の研究で知られる気象学者だ。非核の政府を求める会の常任理事であり、同会は共産党系である(非核の政府)。
そもそも学術会議は、前の戦争の時、科学者・技術者が軍に協力したことを反省し、二度と科学を戦争には使わせないことを誓ってつくられたものだ。(増田善信:朝日新聞)
さて、公式見解はどうか。
日本学術会議は、科学が文化国家の基礎であるという確信の下、行政、産業及び国民生活に科学を反映、浸透させることを目的として(日本学術会議とは)
公式見解では、「科学は文化国家の基礎だぞ」「科学(=合理)は大事だぞ」「だから科学者を代表して政府に提言するぞ」「国民生活に科学を浸透させるぞ」というのが学術会議の趣旨だと理解できる。
ただし、近い話はある。
誠に科学は有力である。然しこの力を搾取と破壊に使ってはならぬ。平和と繁栄に役立てねばならぬ。(亀山直人:1949年1月21日学術会議初代会長の学術会議発会式における式辞より)
そして1年ちょっと後の第6回総会においてついに
戦争を目的とする科学の研究には,今後絶対に従わないというわれわれの固い決意を表明する。(戦争を目的とする科学の研究には絶対に従わない決意の表明(声明)1950年4月28日)
つまり設立後の声明なのだ。それは内部における動きが功を奏して表面に現れてきたということである。まだ朝鮮戦争は始まっていない。
「科学の力を搾取と破壊に使ってはならぬ」というより、「搾取と破壊に反対」というのが正しい。では「搾取と破壊」に対抗ないし予防するために何が必要かを考えてみよう。
人文を捩じ込んだ (スコア:1)
当初の科学 サイエンスに「人文」を捩じ込んだのはどうしてでしょうか。
構成員数に見合う人文科学の貢献を成した事例を示して貰いたいものですよねぇ。
何もなさないのに、予算よこせ、口はだすなは通用しないよな。
Re:人文を捩じ込んだ (スコア:2)
東大の区分がそのまま踏襲されたようです。
第1部 文
第2部 法
第3部 経
第4部 理
第5部 工
第6部 農
第7部 医
各部30名で会員210名の計算です。
なお2005年から3部構成に再編。
ちなみに学術会議の直接の前身となる学術体制刷新委員会では法文経...の順だった。ここに法学者優位の影を見る事が出来る。また刷新委員会では各部15名の構成だった。
Re: (スコア:0)
目的に対してどういうアプローチがいいのかわからんからとりあえずこれでやっとけ感あふれる構成ですね
Re: (スコア:0)
細かいことだが、
・ 予算よこせ
・ 口はだすな
が認められる条件は、両者けっこう異なると思う
なお「認める」の主体は色々
それをもらたすもの (スコア:1)