maiaの日記: 三菱、スペースジェット事業を凍結との報道 2
日記 by
maia
三菱重工業/三菱航空機は開発中のスペースジェット(MSJ、旧MRJ)の事業を大幅縮小し、量産化を凍結する方向と報道された(日経)。例によって三菱から発表された話ではないが、30日に発表する2021年以降の中期経営計画で詳細を説明するという(ブルームバーグ)。型式証明に向けた作業は進めるが、人員は大幅縮小し、量産の準備や新規の顧客開拓は無期延期するという事のようだ。機体の認証は得ておき、新型コロナで壊滅した市場環境が回復したら事業再開する目論見らしい。もっとも5〜6月の報道で既に、量産化を凍結し、2021年3月期の開発費を前期比半減以下の600億円程度とし、人員も半減、米国拠点も一部残し閉鎖といった話になっていた(ニュースイッチ)。なお設計変更を反映した10号機は3月に初飛行し、型式証明に向けた飛行試験は国内で行われているようだ(AviationWire)。
疑問が残る (スコア:2)
凍結は解凍するかどうか分からないニュアンス。あるいは、冬眠させて、覚醒は保証しない感じ。拠点も人員も(急がず)型式証明するだけに抑えて、市場環境が回復したら本格再起動させる目論見なら、雌伏のニュアンス。
今回の報道、5〜6月の報道との違いが分からない。縮小規模は正式発表でないと分からない。そこで株価との関係が気になる。三菱重工業の株価は低落傾向なので何とかしたいが、出来ることは限られている。
SpaceJet事業に関する一部報道について (スコア:0)
SpaceJet事業に関する一部報道について [mhi.com]