maiaの日記: 日食と月食のスピード感と距離感 3
日記 by
maia
日食は、太陽と月の見かけ上の大きさ(視直径=約0.5度)がほぼ同じである事を前提として、両者の天球上の軌道(太陽が黄道で月が白道)が交差する時に起こる。もう一つ重要なポイントは、天球上の移動速度が、月の方が早い事。月は白道を1ヶ月弱で一周するが、太陽は黄道を1年で一周する。その速度差は1時間に約0.5度である。つまり月が太陽に追いつき、追い越していく。このスピード感が日食や月食の進行速度感の所以である。
ちなみに月食では地球の本影の中を月が通過していく。本影の大きさは月の公転軌道上では月の約3倍ある。この観察から地球の大きさが月の約3倍であると一瞬思ってしまうが、実際には約3.67倍ある。太陽光は実は平行光ではなく、本影は地球から遠ざかる程に縮小して最後は収束してしまう。月と地球の距離だと約2割小さいわけだ。
地球が太陽をちょうどすっぽり隠すあたりの日食を見てみたい (スコア:1)
そして本影が収束した先の位置では地球による金環食が見られるということですね
Re:地球が太陽をちょうどすっぽり隠すあたりの日食を見てみたい (スコア:2)
それは、しかるべき位置にいれば、どの惑星・衛星でも同じだろうと思いますが、地球だと大気があるのでエッジがきれいに出ないかと思います(細部までは想像できませんが)。
Re:地球が太陽をちょうどすっぽり隠すあたりの日食を見てみたい (スコア:1)
月食が赤く見えるところから想像すると、
地球の縁全体が朝焼け・夕焼けの状態で赤いリングになって、丁度いいポイントあたりではさぞ美しく輝くのではないか…
と思うのですが、実際どうなんでしょうね。