maiaの日記: ボルトの締め過ぎ〜トルク管理していなかった 2
日記 by
maia
7カ月止まった横浜環状南線シールド機、故障原因はボルトの締め過ぎ
製造時と同じようにボルトを締めてピニオンギアの組み立て作業を再現したところ、押さえ板が変形した。ボルトの締め付け力が過大だったとみられる。過去に同様の事故がなかったため、締め付けトルクの管理値を設けていなかった。
手るくレンチ(マテ
追記:分析記事は読んでないが、過去に問題が発生しなかったという事は、ベテランが引退してノウハウが継承されなかったと推測できる。ノウハウを言語化し、作業手順や規定トルク値、あるいは押さえ板の変形許容量まで、理由込みでマニュアル化するしかないだろう。で、マニュアル作るの面倒くさいと...
設計を工夫するのも手かとは思います。
トルク管理が・・・ (スコア:0)
まあそうなんだろうけど、ボルト締めると押さえ板がたわむ設計も?な気もしないでもない。
面を合わせるとかスペーサで受けるとかにはなってないのかね…。
(よしんばそれが板バネ的用途だったとしてもさ)
寸法許容差の設定ミスかも? (スコア:2)
写真や構造図を見るに、ボルト締め付けトルク過大での押え板が変形というと、 ピニオンギヤ取り付け座と軸先の寸法許容差の設定ミスもあるように思えます。 記事の簡略図が正しいとして。
通常このようなギヤ脱落防止用の押え板の設計としては、取り付けボルト首元が軸側と密着するように、 軸側がギヤより軸方向に長くなるように組み合わせ寸法許容差を設定しますね。 今回の原因としては主に締め付けトルク過大によるボルト塑性変形からのボルト破断ですがね。
多分、組み立て現場で「クっと締め付け」が「ギューっと締め付け」てボルトを伸ばしちゃったんではないのかな? ボルト首元がちょっと浮いていると、締め付けても「クっと」の手応えが判りずらく、どこまでも締め付けれそうな手応えになりやすいので、つい過剰な締め付けになったのではないかと想像します。 #建設機械の組み立てってそんな現場感覚頼りなものなのか?