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日記

maiaの日記: ごんぎつね問題 10

日記 by maia

文春:ごんぎつね』の読めない小学生たち、恐喝を認識できない女子生徒……石井光太が語る〈いま学校で起こっている〉国語力崩壊の惨状

論点というか焦点が定まりにくいなあ。「ごんぎつね」オリジナルを知らないから記事の限りだが、まず「何をぐつぐつ煮ているか?」という問いが突拍子ない。それがジャガイモなのか豚肉なのか、それは描写されてないと分からないはず。尋ねられても困る質問である。設問が理不尽だから、答えも限界を突破した発想を捻り出した、という構図にも見える。

ただ、AI的な意味で知識がないとパフォーマンス出ないよね、という事はある。別名、常識または教養。恐喝(犯罪や詐欺)は知識がないと分からないかもしれない。

国語力が重要に異論はないが、一般に大人の国語力には期待できないってひろゆきが言ってたw まあ常識ない人に言われてもね。

オンオフ思考というか、せいぜいABC三択くらいが一般思考の限界かもしれない。状態のグラデーションなんて、殆どの人は受け入れない。

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  • by Anonymous Coward on 2022年08月01日 23時20分 (#4299963)

    https://www.yanabe-e.ed.jp/01nankitiMap/nankiti_siryo/gon_zenbun.htm [yanabe-e.ed.jp]
    > 十日ほどたって、ごんが、弥助(やすけ)というお百姓の家のうらをとおりかかりますと、そこの、いちじくの木のかげで、弥助の家内(かない)が、おはぐろを付けていました。かじ屋の新兵衛(しんべえ)の家のうらをとおると、新兵衛の家内が、かみをすいていました。ごんは、「ふふん。村に何かあるんだな。」と思いました。
    > 「なんだろう、秋祭りかな。祭りなら、たいこやふえの音がしそうなものだ。それに第一、お宮にのぼりがたつはずだが。」
     こんなことを考えながらやってきますと、いつのまにか、表に赤い井戸がある、兵十の家の前へ来ました。その小さな、こわれかけた家の中には、おおぜいの人が集まっていました。よそいきの着物を着て、腰に手ぬぐいを下げたりした女たちが、表のかまどで火をたいています。大きななべの中では、何かぐずぐずにえています。
    > 「ああ、そう式だ。」と、ごんは思いました。
    > 「兵十の家のだれが死んだんだろう。」

    まず

    > 「ふふん。村に何かあるんだな。」

    > 大きななべの中では、何かぐずぐずにえています。

    「何か」が共通点になっています。ごんは葬式そのものは知っていますが、お歯黒からは連想できません。またごんの視点からでは鍋の中身は見えません。

    つぎに

    > 表のかまどで火をたいています。

    > 大きななべの中では、

    > 兵十は今まで、おっかあと二人きりで貧しいくらしをしていたもので、

    おっかあと二人で住んでいたら「大きな鍋」など必要ありません。

    > もちろんこれは単に、参列者にふるまう食べ物を用意している描写です。

    こういった葬式の風習を子供たちが知らなければ答えようがないです。

    • 川で洗濯って言われても、あんな排水流れてるとこで何すんのってなるのかな

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      そもそも小学4年生にとって、葬式とは縁遠い物であって、葬式に対する社会常識なんてあるわけない。
      参加したことがあってもそれは家族葬であり、地域の人は集まってこない。
      近所の者がふるまいを作るなんて特に、新型コロナ以降は絶無。昔の葬式の様式が常識と言われても困る。

      この人が合力のなさの象徴としている、「ヤバイ」「エグイ」だって、この人にはその言葉の表す多様性が理解できていないだけにも見える。前後の文脈で様々な用途に使える言葉なんて普通のものなのに。

  • by Anonymous Coward on 2022年08月02日 9時06分 (#4300058)
    知らないから解答できない、、、。
    前後の文脈から類推させるのが目的ですから。

    というか100%予備知識ないと文章読めないなら小説どころか漫画でさえ楽しめませんね。
    • Q. 何をぐつぐつ煮ていますか?

      A1. ふるまい料理だろ常考

      A2. 何かの煮込み料理だとは思われるが、何を煮ているか(材料)は分からない。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        重いコンダラで試練の道を進んだり、かの山の兎は美味しかったり、そんな勘違いなら誰にでもある。
        まして小さい子供に読解力が無いのは今も昔も当たり前のこと、だからこそ読解の方法とか手順とかを教えるのが国語の授業のはず。
        二十一世紀の教材として「ごんぎつね」が適切か?とか教科書ガイド的な教師向けの指導書が適切か?とかそういう問題だと思う。

        「大きななべのなかで、なにかがぐずぐずにえていました」というのは授業の「つかみ」には良いと思う、子供たちは何十年か後でもこの日の授業を思い出してくれるかも知れない。

    • by Anonymous Coward

      海外に輸出されたアニメでヒロインが食べている鯛焼きが当地の人には謎の食べ物に見えた、って話がある。
      予備知識がないと判らないのって、小説でも漫画でもアニメでも同じ。

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