masakunの日記: 飲尿健康法は怪しすぎないか
先日車の中で「飲尿健康法」の話がちょっと出たのだけど、知らなかったので調べてみた。
まず怪しげな飲尿健康法を紹介するサイト(www.geocities.jp/nkkagosu300/page063.html)のページから。
『尿は自分で作る「銘酒」です』
この銘酒に含まれる生理活性物質の働きで「百薬の長」以上のもの
尿は腎臓で血液から漉して作られるものですから、自分で作るものには間違いないです。またこれらの生理活性物質を利用した尿由来の医療用製剤が作られているのは確かです。それに一般には知られていませんが、健康な腎臓で作られる尿は体外に排出された時点では無菌です。とはいえ生理活性物質が含まれることと働くことは別物です。あくまで飲尿療法は経験則に基づいた民間療法のひとつで、西洋医学外の代替医学・代替医療の分類では「免疫療法」に含まれるそうです。
『紀元前からある尿健康法』
このように尿を飲む健康法は、世界各地で紀元前から行われている、由緒ある健康法なのです。
バラモン経典は知りませんが、黙示録に出てくる「命の水」が尿だったなんて話、どこの新興宗教が教えているのでしょうね(笑)
ホホーこの段落だけを読みますと、紀元前から行われていた健康法や治療法なら何でも受け入れていいみたいな書き方ですね。さて世界最古の薬物治療書として知られるエベルス・パピルス(The Papyrus Evers)にはアロエやにんにくの利用方法の紹介に混じって、「かさぶたが取れた後の処置として人糞を混ぜて使え」と記されているそうですよ。これも由緒ある治療法なのでしょうね、きっと(笑)
ですから西洋医学では手を尽くすことができない分野(ガン治療など)で飲尿療法を選択するのは患者の自由かと思いますが、素人が飲尿を健康法として薦めるのは無理がありすぎると思います。どっかのページでは「生理活性物質が含まれているから薬の代わりになる」「飲尿健康法に反対するのは医薬品業界の陰謀だ」みたいに書いているところもありますが、日本製薬工業協会はこう反論しています。
自分の尿を飲むことで、これらのくすりと同じ効果が得られるかといえば、それは期待できません。くすりは、効き目の精度を高め、人間にとってより効果的に作用するように工夫され、開発されたものだからです。
分かりやすいですね。いったい一日一杯の尿飲用で摂取できる生理活性物質は、市販されている尿由来の製剤に換算するとどれだけの量に相当するのでしょうね。「病は気から」というようにプラシーボ効果だったなんてことは…現時点での飲尿健康法については否定できないようです。医師の処方として行なう尿療法はどうだか分かりませんけどね。
もう一度さきほどの怪しげなサイトの説明に戻ります。
自分の尿を飲むのが最も一般的ですが、皮膚に塗ったり、湿布をしたり、目や耳に入れるといった使い方もあります。
ぉぃぉぃ「虫刺されにおしっこ」というのは聞いたことがありますが、目や耳に入れてどうしようと言うのでしょう。時間が経つと雑菌が繁殖してアンモニア臭で小便くさくなり、不衛生になるというだけですが。もしかしたらトイレから出た後、手を洗わない人は健康法のつもりなのかしら(笑)
また「飲み始めは下痢をする、これは好転反応だから安心していい」という陳述を見かけますが、たとえば食中毒で下痢をするのとどう違うのでしょう。好転反応という言葉が使われる根拠もぜひ提示してほしいものですね。
# ぜんぜん関係ないけど、更新期間前には日本に帰国しているが、更新期間に日本にいない方は特例として、運転免許の有効期限2ヶ月より前でも運転免許センターで更新することが可能だそうだ。kappaくんに明日教えてあげよう(⌒_⌒)
飲尿健康法は怪しすぎないか More ログイン