masakunの日記: 32bit 版 IBM OS/2 発売 25 周年 25
日記 by
masakun
今から 25 年前の 1992 年 3 月 31 日に IBM は 32bit 版 OS/2 2.0 をリリースしました(OS/2 Museum)。
1987 年に Gordon Letwin 氏が Inside OS/2 で OS/2 386 について書いたとおり、IBM と Microsoft が共同開発をしていた OS/2 1.0 時代から 32bit 拡張について検討対象だったのは明らかです。おそらく 1988 年に Microsoft は OS/2 2.0 の開発に着手しましたが、その目標はネイティブ 32bit アプリケーションや複数の仮想 DOS マシン(VDM)のサポートを含む、1.0 の上位互換の PC OS の完成でした。そして 1989 年の終わりに OS/2 2.0 SDK を出荷します。しかしながら Microsoft が Windows 3.0 で大成功を収めると、ついに両社の関係は破局を迎え、1990 年 9 月 19 日 IBM は OS/2 2.0 の開発を引き継ぐと発表。1991 年 1 月には翌年 3 月の OS/2 2.0 の出荷と、 IBM OS/2 1.3 購入者に対し無償アップグレードを提供すると約束。その通りになりました。
もしかたら今春 Arca Noae 社が IBM からライセンスされた OS/2Warp4.52 コンビニエンスパッケージを Blue Lion 改め ArcaOS 5.0 としてリリースするにあたり 3 月の終わりを示唆していたのは、OS/2 2.0 生誕 25 周年のタイミングを狙っていたのかなと思わずにいられません(苦渋の決断でリリースは2週間延期された)。今もなお存在する OS/2 使いにとって MS OS/2 なんぞ黒歴史にちがいないでしょうからね(個人の感想です)
息が長い (スコア:3, 興味深い)
でも、さすがにOS/2を使っている企業なんてもう居ないでありますよね。
個人向けにこれだけ長期間メンテナンスを続けられるというのもすごい話であります。
そうでもない。 (スコア:1)
Warpstock2016 でそんな話が出ていた気がするが、今横須賀線で移動中なので確認できず。スマン
でもArcaOS5.0にはビジネス向けの Commercial Edition と、個人向けの Personal Edition があるのは間違いない。(2種類のパッケージはサポート方法と価格に違いがあるだけで、収録ソフトウェアや機能差はありません)
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
ArcaNoae とパートナー社がサポートを提供しているエンタープライズ一覧 (スコア:1)
ああ、ここにあったか。ArcaOS と競合するであろう eComStation については #3188262 で触れられたとおりだが。
About Arca Noae [arcanoae.com]
へーペプシでも使われているのか。これからは PEPSI NEX を贔屓にしないとな。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:ArcaNoae とパートナー社がサポートを提供しているエンタープライズ一覧 (スコア:1)
端末と言うよりは、制御用につかわれているんでありますねぇ。
Re: (スコア:0)
eComStationだけど2017年時点で使ってる企業の一覧 [ecomstation.com]
日本からは富士通が入ってる。
一方 eComStation 2 が息をしていない (スコア:2)
eComStation.com [ecomstation.com]
無償提供の eComStation 2.2 demo CD へのリンクも失われているし。ググったらまだあった [ecomstation.com]。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
山口智子 (スコア:1)
ペンギンと熊を抱えて走るCM [youtube.com]しか印象に残ってないOS
#今見ると、ペンギンがLinuxのTuxに見えて困る
Re:山口智子 (スコア:1)
山口智子(OS/2 Warp)や高倉健(FMV Windows95)は当該のOSを使えたのだろうか...
# IBM-Aptivaに付いていた Windows3.1 on OS/2 を使っていたのでAC
Re: (スコア:0)
ThinkPadのOS/2で同窓会をやっていた気がする
PowerPC版 (スコア:1)
出荷本数は申し上げられないほどの悲しい数字だったというのを聞いたことがあります。
Re:PowerPC版 (スコア:2)
OS/2Mag にレビューあったね。
こちら結局完成を待たずに PowerPC 版 Think 製品に無償添付され、大量の CD-ROM は長期保管の上廃棄されたって話まで聞いた。
あとOS/2をオープンソースにしてという嘆願は、主にPowerPC版の話だった。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
archive.org (スコア:1)
archive.orgにOS/2 Warp 4.52が上がってるんですが、ライセンスは
どうなっているんでしょう?
(リンクは貼りません)
-- う~ん、バッドノウハウ?
ArcaOS 5.0 のリリースは今週中の予定 (スコア:1)
ArcaOS 5.0 の登場は今週中に [ameblo.jp]
やっぱり4月15日に出なかったか。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
またβテスト始める ArcaOS、ライセンス価格が発表される (スコア:1)
ArcaOS 5.0: Blue Lion is coming [arcanoae.com]
ライセンス価格は思っていたよりかなり安いし、ボリュームライセンスも用意されているという。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
ArcaOS 5.0 出たよ (スコア:1)
ArcaOS 5.0 本日リリース [ameblo.jp]
自分が無事ダウンロードできるまでは srad に書くのはやめようと思っていたけど、Arca Noae サイトにまたつながりにくくなったので、もういいやw
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
16/32 (スコア:0)
32ビット版と言っても、中身は16ビットコードで動いているモジュールがたくさん残っていたよね
Re:16/32 (スコア:1)
あれって16bit Windows互換用だったんじゃないですかね.
Re: (スコア:0)
MS-DOSとの互換性も高かったですね。
20型位のUVGAのディスプレイに、DOS/V版の一太郎と花子とロータス123が窓表示されて動いていました。私はそういう高価なアプリは買えませんでしたが。
Re: (スコア:0)
16ビット基準のDOSの32ビットへの進化版的位置付けだったような。。
GUI側に行ったのがWindowsでコッチが一般受けしたと言う感じ。
正直言って、グラ貧弱なDOS系PCでそっち側に行くには性能的にキツくね?と思った。
Re: (スコア:0)
Win 9xと勘違いしてないか?
OS/2は2.0から完全に32ビット化されてるぞ。
Winodwsと違ってOS/2の2.0は1.xと別物だし。
Windows 3.1が組み込まれていて
Windows 3.1より安定して動いたから一時期重宝したぞ。
Windowsが32ビット環境に移行して使えなくなったけど。
Re:16/32 (スコア:1)
2.xのころはまだ16bitのコードも結構残っていた。
デバイスドライバを書くのがそのせいで面倒だった。
Re:16/32 (スコア:1)
MS-DOSとの互換性のために、16bitのコードが残っていることが
安定動作しない理由になったのがWindows95系
16bitのコードがあっても
16bitのデバイスドライバーをロードしていても
安定動作していたのがOS/2
OS/2ではMS-DOSは仮想マシン上で動いていた。
MacOS Xでは、仮想化でMacOS9互換を提供したし
Windows7でもXPモードが仮想化で実現されたけど
OS/2は、MS-DOSの後継OSの時点で、MS-DOSを仮想化で切り離していた。
Virtual Dos Machineは、同時に複数の仮想環境として使えて
Multipleを冠し、MVDMと呼ばれていた。
Windows3.1時代には、アプリ間の巻き込まれクラッシュが深刻だったけど
MVDMでは、Windows3.1アプリを、複数の仮想環境で動かすことによって
巻き込まれクラッシュが防がれ「Windowsよりも便利なWindows環境」とも呼ばれた。
Re: (スコア:0)
デバイスドライバとWPSのバグでおかしくなることはよくあったので、
ユーザーから見れば言うほど安定していたわけでもない。
アプリがOSを巻き込んで落ちることはほぼなかったけどねえ。
#ハードウェアを選べば安定していたが、それはWin95も同じ
3.xでも16bitコードがそれなりに残っていたのを思い出した。
Re: (スコア:0)
故にOS/2は
巻き込まれ体質系主人公の流れに乗れず
More Error エディションにて頂点を極めたWindosに敗北することとなる
人気の明暗が分かれた要因はここにあるとの見方が主流である
# 明民書房
Re: (スコア:0)
32ビットコンシューマーOSの寿命が、概ね20年か。
64ビットの次は何ビットで、何時になるやら。