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日記

mfukudaの日記: 薄い本『色材の博物誌と化学』よかった / インディアン・イエローの謎 1

日記 by mfukuda
同人誌『色材の博物誌と化学』をやっと入手して読んだ。よいです。読者に、最低限の化学の基礎知識があることは前提とはなりますが、最近忘れかけていた化学の楽しさを思い出しました。実はこの著者の最初の単行本(2001年、講談社刊)も、出版当時に買って楽しく読んでたりします。

この本、コミケで買い逃し、通信販売も乗り遅れたため、もう入手できないかと思っていたら、店頭販売されるという知らせを聞いて急いで買ってきました。私の前にも、私の後にも、焦りまくった様子で来店して購入した人がいたのに苦笑い。私もたぶんそんな様子だったんだろうな、と。購入後に、15年ほど訪問していなかった信濃町の喫茶店でコーヒーを読みながら読みました。ひさしぶりにのんびりできた。

前回の日記で触れた「10:30に売り切れてた」同人誌は、これ。でもコミケではインクジェットプリンタ印刷+製本テープ製本だったそうなので、今回の再版版はオフセット印刷+くるみ製本で、若干の増補もあるそうなので、コミケで買い逃して結果オーライだったみたい。

     ☆    ☆

んで、この本でも触れられている「インディアン・イエロー」という黄色の顔料の件。この顔料はマンゴーの葉だけを牛に食べさせた後の尿から調製する(ただし、マンゴーの葉の毒性のために牛は早死にする)という話で有名なのですが、この製法については、異論をとなえる人がいる。まず、インドは牛を大事にするのに、顔料を作るためだけに牛を犠牲にするのか、ということ。また、この製法は1軒の工場からの伝聞らしいが、その工場のあった街の実在すら疑わしいとか…ということが、この本に書いてあったはず。こいつの構造式からは動物由来でもおかしくないのだが、同位体組成で生物由来かどうかは確認できるかもしれないが(ん、窒素原子ないから無理?)、動物の体内での反応が経由していることを同位体組成だけでは見分けられないはず。動物実験するにしろ、最近は倫理的にいろいろうるさいので、実施は困難だろうし。自分で少量だけマンゴーの葉っぱを食べてみて、採尿して分析してみるくらいしか手はないかな?あとは混在するDNAとかの不純物で動物由来成分の有無を確かめるか?
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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