minoyaの日記: 人が枯れる瞬間
青色LED研究者の和解について報じられている。
「金の亡者」だの「不満ならば最高裁まで争うべき」だの
言われているが、それはさておく。
それよりももっと気になるのが、これを受けたコメント
「~日亜化学工業の小川社長はさらに「研究開発者は興味を持って取り組んでおり、技術的成果に楽しみを感じている。単純に金銭に置き換える人はそう多くない」と、中村教授を間接的に批判した。」[毎日新聞1月12日]
いつだか、
「君たちを食わすために仕事を作ってあげているのである」
「やりたいことを"やらせてやっている"のである」
という趣旨のことを言われたことがあるが、
これは裏を返せば、給与面の不遇やハードワークに対する
エクスキュースというか、方便として使っているわけでもある。
「(いくら)仕事をしても金銭では評価しない」という意味でもある。
企業が金銭以外にナニで仕事を評価するのだろうか?
「君はよくやっている」と、上司に目線もあわさずに言われたところで
クソの足しになるわけでもあるまい。
(あまつさえ、ボクらの契約形態は通常の会社員のソレからは大きく逸脱する。オーバーワークの末倒れ、即収入がなくなるというリスクまで負っている)
無論「スキでやりたい仕事をやっている」という自覚はあるが
裏返せば「スキでなきゃやってられない」
極論、「スキじゃなくなった瞬間終わり」
なのである。
とはいえ、こんな世知辛い世の中。
この体で覚えたたったひとつの芸が、"ソレ"だと
気づくぐらいの知恵はあるわけなので、
それをおっぽり出すほど無軌道な若さもない。
結果。突出せず、逆らわず、そして流す。
そして、"生きてはいる"けど、すっかり葉を枯らしてしまう。
弊社内に、よく"枯れてしまった"人を見る。
まわりは「昔はあのひとバリバリやってたんだけどねぇ…」と
言葉を濁す。
最近、自分の葉先が茶けってきたような気がしてならない。