minoyaの日記: カーグラTVのタナベさん 1
「どうですか、松任谷さん今度の新しい(車種名)は?」
「んーそうですね。思ったより…」
でおなじみの田辺さんが、こんなことになっていたそうだ。
車専門誌編集者:略式命令不服で裁判 自分信じて無罪確定
車専門誌の編集者が、運転中に交差点の信号を見落とし
オートバイの男性をはねたとして業務上過失傷害罪で略式命令が出されたことを
不服として正式裁判を求め無罪を勝ち取った。
1年以上の裁判で、弁護士費用は略式命令の罰金40万円の何倍もかかったが
編集者は「自分の過失が原因だったら『運転はもうやめよう』という気持ちだった。
裁判をやってよかった」と話した。この編集者は、雑誌「カーグラフィック」を発行する
出版社「二玄社」(東京都千代田区)の田辺憲一さん(59)。
自ら企画するBS放送の番組「カーグラフィックTV」にも解説者として出演中で
これまでテスト走行した車は1万台以上、総走行距離は約170万キロにもなる。
◇「過失が原因なら運転やめる」
田辺さんは04年8月16日夜、東京都港区の交差点を直進中、
対向車線から右折してきたオートバイを避けきれずに接触。
乗っていた男性(当時37歳)がけがをした。「青信号だった」と主張する田辺さんに
警察官は「ビデオに信号無視の状況が映っている」と説明。
「後の裁判でビデオを見ればはっきりすると思いとりあえず警察官に言われた通り調書に署名、押印してしまった」(田辺さん)
ところが、同年11月に略式起訴され罰金40万円の支払いを命令された。「車にかかわる仕事をプライドを持ってやってきて自分のミスが客観的に証明されたら真剣に受け止めようと思っていた。
本当はどうだったのか分からなければ納得がいかない」と正式裁判を求めた。
公判に証人出廷した警察官はビデオの内容を「上書きして消してしまった」などと証言。
東京簡裁は今年4月14日、「被告証言には信用性が認められるが、警察官証言には認められない」と無罪を言い渡し
検察側も控訴せず確定した。「自分の記憶が正しかったと認められてうれしい。
正しくないものに負けるわけにはいかない」と田辺さん。「自分と同じ状況に陥れられている人がいるかもしれない。
こんなやり方がまかり通っているとしたら恐ろしい」と、交通事故の捜査に警鐘を鳴らした。
賞賛に値すると思います。
でもこんな大変なことは、
タナベさんでないとできないかもなあ。
同業者として、ボクはなにができるかな、とも思いました。
(警察)行政の無謬性 (スコア:2, すばらしい洞察)
警察に限らず、行政には無謬性があると盲目的に思われており、
当人たちもそう思っている節がある。
わかりやすく言うと「俺が言ってんだから正しいんだ」ということである。
長良川の河口にダム造って、魚の通り道とかいってダムの脇に川を
迂回させるなんて無駄なことをしてまでも、ダムを造るのをやめない
ワケですよ。
司法ですら過ちを犯すことがあるのであるから、特定の利権が働く行政に
そんなことを期待することは不可能だろう。
>公判に証人出廷した警察官はビデオの内容を「上書きして消し
>てしまった」などと証言。
>東京簡裁は今年4月14日、「被告証言には信用性が認められ
>るが、警察官証言には認められない」と無罪を言い渡し
そもそも、正式裁判を行う時点でそのビデオは警察側にとっても
「重要な証拠」であり、それを自らが消してしまうようでは
そもそも「重要な証拠」でなかったという証明になってしまう。
(もしくは逆の「重要な証拠」だからなのかもな)
子供の言い訳と同じレベルであるのだが、自分たちに立証責任が
回ってきた時点で、その証拠もないのに「俺が言ってるから正しい」
と平気で言い放つのが警察行政である。