kcgの日記: やめたほうがいいと思うもの
「このページは 電池の切れたお兄ちゃん秘密結社の kcg (26566)用です。 シュッ・シュッときたらタレコミしよう。」
意味がわからない文言が表示されるけど
これを楽しいと思える人どのぐらいいるのだろう。
miriさんのトモダチの日記。 アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
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これを楽しいと思える人どのぐらいいるのだろう。
ずいぶん前にモーニングに連載されていた押しかけ女房物的な漫画。
田舎の街道沿い、崖の下にあるほとんどつぶれかけた食堂にある日謎の女が現れ、なぜか居着いてしまう。その日暮らしでスーパー気ままなやる気の無い店主、サルタにあれこれと注文をつけて店をましな状態にして切り盛りする女…
おもしろいし、絵も好みだし、ヒロインはかわいいし、大変楽しみにしていたんだけど打ち切りになってしまって残念だった。
その後出版されたコミックスを買い逃して、気がついたときには絶版になっていた。連載分はもう少しあるはずだが出版されていない模様。さらに、作者の大前田りん氏はもう漫画家を廃業されたとの噂。
最近アマゾンで絶版になった漫画などを古本屋が出品しているのに気がつき、出来心で検索したらなんとあっさり見つかったのだ。
あらためて読むとやっぱりおもしろい。続きが読みたいなぁ
で、調べてみたらe-comicに掲載されて…たけど、e-comic自体がサービス終了してるのね
残念
この作品取り上げてるレビューもべた褒めが多いんだけどなぁ、これとかあとは
こことか、ううむ。
日本の医療、特に地方の医療が悲惨ということをよく見聞きする。各所の掲示板や日経メディカルの記事へのコメント欄などならなるほどと思った物をメモ。
※加筆、訂正していく予定
病院に魅力がない
-勉強の足りないベテラン医師が牛耳る
-人が足りないことで勤務態勢が厳しくなり人がさらに減る悪循環
-地方の公立病院は病院経営に詳しくない役人が仕切っている
-充実した医療体制があって初めて研修医が集まるのに、安い労働力としての研修医だけを求めている
地方であるという問題
-田舎の良さが消え、住みにくい社会
-医師本人にその気があっても奥さんがいやがる
-そもそもその地域の住民の子供たちが都会から帰ってこないところに、優秀な他人の子弟である医師が来るはずがない
-医学部の入試をクリアするには、地方の教育レベルは不利。都会の有名進学塾、進学校出身者が合格者の大勢を占めるのは当然
-そもそも患者が少ない
-保険点数が低く薄利多売にならざるを得ないので経営も大変
-地方の病院も、地方での生活も魅力がない
制度的問題
-新臨床研修医制度スタートによる医局人事の崩壊により、地方に医者が来なくなった
-自治体病院は医局制度がなくなれば自分たちの病院にもっと医師が来ると考えて、制度改革に賛成していた(実際は地方の病院に魅力が無いので、余計こなくなった)
-地方の国立大学医学生の7割は都会出身、センター試験の点数で大学を選んでいるのでその地位に期待する思い入れも無し、当然卒業したら都会に戻る
体
地方に限らない医療そのものの問題
-医師の数は足りている、勤務医と開業医のバランスがとれていない
-勤務医の待遇が劣悪
-低医療費政策を取っているので医療サービス水準が下がるのは当然
-GDPに占める医療費の割合が低い(OECD平均を下回る)
-少子化傾向であり、全体としては産科医が減るのは当然だが産科勤務医が減りすぎているという現状がある
たとえば音楽学校でバイオリンを学んでいる生徒を、ソリストになりそうなグループと、プロオケでやっていけそうなグループ、そしてプロオケは無理でも音楽の先生になりそうな3グループにわけて練習量を比較するという調査を行うと興味深い事実がわかるのだそうです。 全てのグループでバイオリンを始めた平均的な年齢は変わらず、「スタートが早かった」効果はグループでみると無視できました。それに対して練習量は、他のグループは同じ年齢で 8000 時間、あるいは 4000 時間にしか達していなかったのに対して、ソリストになりそうなグループは計10000時間ほど、一週間の練習量も他のグループよりも飛躍的に高かったのです。
そういえば以前に青山学院大学の福岡伸一教授が日経夕刊の明日への話題で書いたという内容にも通じる物がありますね。
この10,000時間について元ネタはもうちょっと具体的に書いていて、
Everyone, from all three groups, started playing at roughly the same time - around the age of five. In those first few years, everyone practised roughly the same amount - about two or three hours a week.
大体バイオリンをはじめる年齢は5歳くらいで差はなく、大体週に2~3時間程度の練習時間というところなのだけど、
But around the age of eight real differences started to emerge. The students who would end up as the best in their class began to practise more than everyone else: six hours a week by age nine, eight by age 12, 16 a week by age 14, and up and up, until by the age of 20 they were practising well over 30 hours a week. By the age of 20, the elite performers had all totalled 10,000 hours of practice over the course of their lives.
8歳くらいから差が現れ始めて、世界的なソリストになるようなグループは9歳までに週6時間、12歳までに週8時間、14歳までに週16時間にとどんどん練習時間が増えて、20歳になる頃には週に30時間以上練習するようになるんだそうです。
んで、エリート集団は20歳になるまでにトータル10,000時間練習しているって言うんだけど、この辺の差というのは感覚的にはよく判りますね。
イチローもマイケル・ジョーダンの練習の虫だったというのは有名だし、ギタリストだろうがバイオリニストだろうがプロになるひとは大抵1日8時間とか平気で練習してる。
まぁ、Lifihacking.jpの記事の言う
面白いのは、彼の調査によると「練習をせずに天才的才能を発揮する」人も、「いくら練習をしても上達しない人」の両者も見られなかったのだというところです。
ってのはベルリンのエリート音楽学校の話で、多分日本で言うと東京芸大のバイオリン科に入るような人たちのレベルでの話なので単純に一般化できるかどうかは分からないけどね。
というあたりまでが前提で(笑)
自分に当てはめてみると、すでに就職してから20年が経とうとしている。その間、大きな担当業務にかわりはなく一貫してエンジンの開発実験という仕事だ。俺はあんまり残業する方じゃないから年間の労働時間はおそらく2,200時間ほど…
えーと、とっくに10,000時間は超えてるな
ということはすでにトップクラスのエンジニアに!!!なってるとはとうてい思えないorz
けどまぁ、フル稼働で仕事だと10,000時間ってのは大体5年で、どんな職場でも5年いれば分からないことは無いし大抵のことはこなせるようになってるよね。
自分も「今の会社」の「今の職場」に限れば十分にプロと言っていいレベルにはなってるとは思う。
あぁ、TOTO Big 6億円が当たったら会社やめて1日5時間ギターを弾く生活をしてみるかなw
まぁ、現実的には絵に描いた5時間より1日30分の地道な練習なのは分かってるんですが…
計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである