miwwの日記: VAIO Z Canvas と MacBookPro15
結局、VAIO Z CanvasはBroadwell-HではなくHasewell-H(Crystalwell)で出て
きたため、私としては購入を見送ることにした。元々タブレットとして使う気
がないところに、新CPUでもないのでは手を出す意義がなくなったからだ。
実際に出てくる前にはWebサイトでもBroadwell-Hが乗ってくる旨明記されて
いたし、MacBookPro15(以後MBP15)も、この内容ならMBP13と同時発表しない意
味はなかったはずだ。このことを考えれば、おそらくBroadwell-H自体がIntel
によりドタキャンされたのだと思われる。だとすればVAIO社も対応に大わらわ
だったはずで、発売が近づいてきているのに宣伝系の動きが妙に少なかったの
も納得できる。
Broadwell-Hがキャンセルされた理由はおそらく、Skylakeの製造が好調で、
早ければ2015/9-12にもSkylake-Hが出せてしまいそうな勢いだからだろう。で
は、次のZ/Z CanvasはSkylake-Hを載せてくるのか?というと、メモリ周りの変
更(DDR3->DDR4)も入るはずなのでマイナーチェンジでは厳しそうな気がする。
ともあれ、結果として Z Canvas/MBP15 に搭載されたのはCrystalwellだ。
これに内蔵されたGPU、IrisPro5200は、ほぼGeforce840Mと互角の3D処理性能が
あることが知られている。
目安として某所から持ってきた性能比較値(フルHDでのFireStrikeスコア?)
で説明しよう。まず、件のIrisPro5200=GeforceGTX 840Mは1500だ。
今のGeforceGTXは900番台が現行ラインナップで、940M/950M/960M/970M/980M
とある状態だが、これらはそれぞれ1600/3200/4300/7400/9600という性能だ。
なおデスクトップ版のGTX980は11900である。
5500UのIntel HD5500はIrisPro5200の半分以下(680)、VAIO Zに載っている5
557UのIris6100も多少は性能向上しているが1000には届いていない(値が見つ
からず)。
また、MBP15が載せてきたR9 M370Xは、R9 M3xx はR9 M2xxのリネームである
らしい(メモリだけ1割程度高速化された?)以上の情報が現時点ではない。
おまけに「R9 M270X」がないため、推測しかできないのだが、良くても950Mと
同程度ではないかと予想されている。
世の中のゲーミングノートと呼ばれるノートは、大抵950M以上が載っていて、
メインストリームは960Mである。つまり、3Dゲームをまともにやろうとするな
らIrisProでも半分以下で、それ以外など論外なのが実情だ。
それでも、個人的には最悪古いゲームだけ動けばいいので、IrisPro6200で
1700くらい出れば・・・とか期待したりしていたわけだが、ならなかったので
パスすることにした。
個人的には、俺的用途には合わなかっただけで、VAIO Z Canvas自体は魅力あ
る製品だと感じている。実際のところ、同じCPUが載ったMSIの GS30を買うくら
いなら私でもCanvasを買うだろうし、この中身にインターフェース仕様でZだっ
たなら買っていたのは間違いない。
だが、現実には有線LANもなくIrisProでもないZは選べないし、新しいプラッ
トフォームでもないのにタブレットであることで苦難を味わうだけになるのが
わかっているZ Canvasも選べず、素直に950Mにしておけばいいものを無駄にGPU
をAMDに変更したMBP15(Windowsを入れる前提)も選べない。どうしたものか・・・
# MBP15 2015でFF14はちゃんと動くのだろうか?
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