mixcaの日記: 華国神泉大海月の地からまず一報
あ、エミちゃん?ひさしぶりっ!うん、うん…。こっちは元気だよー。この間、自分でご飯を作ったらなんかお腹下しちゃったけどすぐに治ったし(笑)
今日はどうしたのー?うんー?あー、なんかあったんでしょうー。そうでしょー?うん、うん。そりゃぁ何年友達してると思ってんのさ。エミちゃんの事ならなんでもって訳じゃないけど、お見通しだよー。どうしたのー?
… あー。そうなんだ。あいつがねぇ…。あれ、いつなの?え、もう終わっちゃってんかー。いや、一人で横浜まで来ちゃったのは僕なんだから、仕方ないよ。連絡してくれただけでも嬉しいし、あとで実家に行ってみるよ。うん、昔は毎日遊んでたしね。…そうかー。あいついくつだっけ?って、26だよね(笑)僕と同じに決まってるじゃんねー(笑)そっかー、それが短いのか長いのかは判らないけど、ちゃんとあいつ、闘ったんだなぁ…。僕はまだ普通の社会人みたいな顔をする為だけにはぁはぁ言ってんのに。
…そういえばさ昔、僕とあいつでエミちゃんの事、取り合ってたんだよ。知ってた?…へへへ、やっぱりバレてたか(笑)僕とあいつとエミちゃんで良く遊んでたじゃん?そんで、修学旅行の最後の日にさ、あいつ「オレ、エミちゃんに告白する」とかって言ってんの。自分たちの部屋で息巻いててさー。なんかもう、修学旅行の空気に影響されまくっちゃってるのがミエミエで、僕はもー可笑しくて仕方なかったんだけど、ハタとね「あ、くっつかれたら僕がやばいじゃん」って思ってさー。
んなもんだから、もーこっちは必死だよ。あいつにエミちゃんを諦めさせないと自分がヤバいって、まったくあの頃も自分の事ばっかり考えてたんだよねぇ、僕は。だけど結局、諦めさせることは出来なくてさ。どーしよーも無かったから僕も正直にね「オレもエミちゃんの事が好きなんだ」ってあいつに言ったんだよ。…そうだよ、僕だって本気だったんだからさ。んでさ、そしたらあいつすげぇビックリした顔してさ「そうなのか…」って、僕はもう心の中で「おまえ今まで気づかなかったのかよっ!」って(笑)
まったくそれがあいつらしいとは思うんだけど、それが可笑しくてね。だから、あんまりいがみ会う事も出来なくてさ、気が付いたら僕らの間でその日の話は無くなっちゃって、なんか今まで通りになっちゃったんだよね。僕はあいつが告白するのを止められたから、良かったんだけど、さりとて今更エミちゃんに告白もあいつの手前、出来なくてね。しばらくはぎこちなかったなぁ…。
…そんでさ、さてみんな別の大学に進学して、さてどうしたものかって思ってたら、アレでしょ?「私、好きな人ができたの…。サークルの先輩なんだけど…」って、僕らはわざわざこんな喫茶店に呼び出されて、何かと思ったら。もー顎がね、はずれるかと思ったよ(笑)ほんとだよー?ビックリしたねぇ。
そこで僕らの話はおしまい。その後は僕とあいつが会うことも凄く少なくなっちゃったし、僕はエミちゃんとたまには会うことがあったけど、なんだか、もう波は引いてしまったんだなぁ、なんて思ったよ。
…うん。こーゆー話はあいつもいる場所でしたかったな。本当は同窓会の時にでもバラして驚かせてやろうと、思ってたんだけどな。仕方ないよね。そうなんだよ、僕はエミちゃんの事が好きだったんだよ。
…なに照れてるんだよ、こっちまで恥ずかしくなるじゃないか(笑)
そのうち、一緒に行こうか。僕、あいつの親に聞いておくよ。うんうん。そう。花とさ、あいつの好きだったお菓子でも持ってさ。…そうそれ、あいつ学校の帰りに毎日食ってたもんな。僕は「舌が赤ぁなってるぜ」って言っても聞かなかったし。うん…。
…泣くなよぅ、僕だって悲しいんだからぁ…。
…それじゃ、もう電話切るね。今日は電話ありがとう、また今度はこっちから連絡するよ、電話番号は前と変わってない?うん…うん。わかった。それじゃぁまた。
また…またね。
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