mkrの日記: 君の名は 100億突破したのでネタバレ感想 4
新海ファンとしては、今回のエンディングは藤子不二雄「ノスタル爺」よろしく「新海ー!」「新海ー!」「またか、新海またか?またなのか?いけ!ああまたなのかー!またすれ違いやがった!今だ!、今度こそ、!?、!!!!」状態の、通常の数倍緊張を得られる演出でした。
普通に見てたらあれは当然会う流れだと思う。しかし新海トラップというか、かなりの場所で「新海エンドポイント」が存在した。今回はオープニングで無事生存は確定しているので、ある程度解決に向けて動いた時点でエンディングにすることも可能。町長説得編省略に名残が見られる。
「君の名前は」と山の上で叫ぶ時点で「ここで終わりか?もしかして」と思った。
で。ネタバレ全開でいくと
時系列考えると、一度も入れ替わってなかったね。
憑依とか降霊?ディケンズの未来の幽霊みたいなものか?
この時系列、一応は画面上のカレンダーやポスターで観客も確認できる。とはいえ、ネタバレ満載なオープニングからテンポがすごく早いので全部見落とした。
説明しづらいが
202x:三葉(三葉202x),瀧(瀧202x)これがオープニング、たぶん2022?
2013:三葉(三葉2013),瀧(瀧2013) これが
2013:三葉(瀧2016),瀧(瀧2013)こうなって
2016:瀧(三葉2013)こうなって
2013:三葉(三葉2013)が2013:瀧(瀧2013)と会い
2013:三葉(三葉2013)と瀧(瀧2016)が会い、瀧(瀧2013)はそのまま
(ここで瀧は2013ver.と2016ver.が同時に存在か?)
この時点で瀧と三葉はお互いの記憶の共有が見られる。これ以外の時間でも、しぐさが移るなど何らかの同化があるようだ。
で近未来の天災情報を得た2013:三葉(三葉2013)によって2013の再選択が行われた結果
2016:三葉(三葉2016),瀧(瀧2016)こうなってオープニングにつながってエンディングへ進む。
入れ替わりって言ったら2013なら
2013:三葉(瀧2013)、瀧(三葉2013)こんな感じだよね。
新海監督はあっさり「いやアレは入れ替わってるんですよ」と言いそうではある。
叙述トリックみたいな?
結果、同い年で年上の女性というアクロバティックなヒロインが爆誕。
時間ものでいうと、「トムは真夜中の庭で」もそうだけどあれは年齢差がさらに大きい。
訂正 著述 叙述トリック ずっと間違えていた気がする
100億ってすげえすね (スコア:2)
あの監督っていつの間にそんなメジャー級になってたんすか
と思って調べたら前作1億5千万。ギガブレイクかましたんですね今作。
修正希望表明一点のみ (スコア:1)
s/著述トリック/叙述トリック/
エンディング (スコア:0)
純然たる個人的趣味としては、原田知世版「時をかける少女」パターンが望ましかった。
映画の着地点は次善かな。
Re: (スコア:0)
今回のは解りやすいでしょ、それが受け入れられた点だと思うよ。
あのラストは今までの新海作品っぽくないし、個人的にもあれれな感じで、メジャー化で妥協?とか色々思いましたが、
不特定多数へ受け取ってもらえる作品にしたければああして正解なんだと考え直し。
作品なんて受け手があって成立するもんだからね。
多分、あんたも俺もどっかねじれてるんだよ。