mkrの日記: 牛肉格付けの老朽化 1
日記 by
mkr
https://blogos.com/article/454813/?p=2
「日本は1988年に決定された牛肉輸入の自由化の際、国産の牛肉が輸入牛肉より高く評価されるように、食肉格付を改正した」
ここから長年のうちに、ハイエンドのA5ランクが46%を占め他のランクより多くなってしまう。
「美味しい肉を生産するために生産者が工夫したものについては、きちんと評価がなされています」が「一方でA5格付される和牛の中にも、脂質が悪くて美味しくない血統のものが多くなっているのも事実です」
とまあ日本の食肉格付けがあてにならなくなってきていると。
そろそろ霜降り脂身肉が上位という格つけ方法を変更する時なんだろうな。
ランクの意味 (スコア:0)
アルファベット+数字で表されるランクですが、
・アルファベットは歩留(ぶどまり)等級で、「その牛から、どのくらい商品となる牛肉が取れるのか」を評価したランク
・数字は肉質等級で、「牛肉の色沢」「牛肉の締まりときめ」「脂肪の色沢と質」「脂肪交雑(脂肪の入り具合)」の4つを総合的に評価したランク
なので、どちらも味に関係なく、味を評価したランクではないことがわかります。
特にアルファベットの部分は消費者には関係ないもので、「A5」というワードが独り歩きしてしまっているのが現状です。
お肉専門TV番組を持つ寺門ジモン氏あたりが、もっと誤解を解く方向に動けば良いと思うのですが、しがらみとか色々難しい問題があるのでしょうね。