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mujiの日記: 秀山祭九月大歌舞伎

日記 by muji

昼の部の空気、殊に最後の寺子屋に圧倒された余韻を残しつつ、予てから目論んでいた「本日初日」垂れ幕のかかった歌舞伎座正面写真を撮るべく道路向かい側をふらふら。真っ正面からはネズミ取り(オービスだよw)が死ぬほど邪魔なことが判明したので上手寄りから、つうてもいろいろ障害物があるなぁ。大体あのネズミ取りがあんなところにあること自体撮影に対して全然考慮してないぢゃないかと小一(ry
 #別に撮られる為に建ってる訳じゃないしw>歌舞伎座

  1. 鬼一法眼三略巻 菊畑(きいちほうげんさんりゃくのまき きくばたけ)
    今月の演目ではこれだけ観ている。と、上演記録を見たらそれが前回上演(2004/11)だった。吉右衛門の智恵内、芝翫の虎蔵、福助の皆鶴姫。虎蔵の心情をちょこっと踊りで表す場面、芝翫の所作がとてもきりっとしていて、素人目にも巧いなぁと感じた印象が残っている。
    で、今月は幸四郎の智恵内、染五郎の虎蔵、芝雀の皆鶴姫。幸四郎が初役てのは意外だったが、やっぱ兄弟似てるよなー、てな感じで違和感なし。…あれ、プロンプ付いてるよ(爆)昼の部である意味燃え尽きたなwww
    燃え尽きたのはどうやら他の役者も同じなようで、初日らしいマターリ感wたっぷり。つか昼の部の初日とは思えない出来の方が異常だよなwwwまあ、この話にしか出ない左團次(鬼一法眼)と歌六(笠原湛海)はそれなりにきっちり出来てたが。歌六の王子の鬘を観て、先月の扇雀の方が妙な存在感があったなぁと思ってしまったよ(汗
    染五郎は悪くはないんだが、芝翫の印象が強いせいもあって何か違うなーと見えてしまった。若衆姿だから芝翫より似合ってないといけない筈なのに。
  2. 籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
    上演記録を見て知ったこと。
    戦後八ツ橋を演じた役者はこれまでに6人しかいない。
    それだけ歌右衛門の独擅場だった、ということか。
     #お、ATOK「どくせんじょう」でちゃんと出してくれたよw

    福助は歌右衛門直伝の八ツ橋になる訳だが、勿論歌右衛門の八ツ橋を観た訳ではないのでどうこういえた義理ではないが、縁切りの場などは心情を随分細かく指導されたんだろうな、と思った。先月の吉原狐とは違った意味でのいい演技だったなぁ。
    吉右衛門(佐野次郎左衛門)、幕切れの「逝った」眼が絶品。勿論そこまでの演技があってこその逝った眼なんだが。縁切りの場では、そりゃあんまり、と、そりゃちと、と2パターンあるようだが、今回は前者だった。あれ、先月の予習wもそりゃあんまりだったかな?
    歌昇(治六)が主人想いの下男を熱演。この手堅さは観ていて本当に安心出来る。芝雀(九重)が意外とおいしいところをさらっていく、というか、あれこの人いい人な印象残しちゃうじゃん、てな。今回は次郎左衛門が2人斬ったところで幕切れとなるが、これが大惨劇になると当然九重も斬られるんだろうが九重は斬られちゃかわいそうでしょ、と思わせる出来。本筋からは外れるだろうがw

    ただ、初日のマターリ感はここでも。幸四郎(立花屋長兵衛)が微妙にとちったらつられて吉右衛門もとちってたのはご愛敬?w 芦燕(釣鐘権八)は一応プロンプなしだったが、何か台詞が堂々巡りしてたようなしてなかったような(汗)桂三(丈助)はまだいいとして、由次郎(丹兵衛)にあれだけ台詞を持たせるのってかなり冒険ジャマイカ???(ぉ
    それから気になったのが高麗蔵(七越)。縁切りの場で福助と吉右衛門以外は目立たないようにしなければならないところ、一人だけ目線が前を向いていた。これ、かつては芝雀がよく指摘されていた筈だが、その辺意識するようにしたか芝雀はちゃんと目を伏せていたのに、ただでさえ目が印象的な高麗蔵がメンチ切ってたのはいただけない。そんな行儀悪いという印象は今までなかっただけに、おいおいという感じ。次回はどうなっているかな。
     #あれ、梅玉(栄之丞)は?www

  3. 鬼揃紅葉狩(おにぞろいもみじがり)
    籠釣瓶で、次郎左衛門はまず九重の花魁道中でびっくりし、八ツ橋の花魁道中で魂を抜かれる。
    その魂を抜かれる次郎左衛門の気持ちがよーーーーーく判りましたよwwwww

    松羽目物風の舞台で、下手から馬を駆る体で出てくる維茂(信二郎)と従者二人(松江、種太郎)。

    奇行子 貴公子だーーーーーーーーーー

    …客席で次郎左衛門状態になってちゃしゃあないな(爆)。所作事だというのをすっかり忘れてたし。で、踊り始めて、あ、やべっ信二郎の踊りじゃん大丈夫かよっ(ぉぉ)と我に返る始末。まあ、メインで踊ってたのは染五郎(更科の前実は戸隠山の鬼女)だったからそんなにボロは出なかったが(ぉぉぉ
    で、染五郎、口調が若衆と全然変わらないんですがーorz拵えはそれなりに綺麗なのに、もちっと何とかならんのかね。
    踊りもまあそつなく、といった感じだったが、裾捌きが思いっ切り男だった箇所もあったorz一応姫なんだから……

    侍女4人(高麗蔵、吉弥、宗之助、吉之助)では吉弥が存在感抜群。流石綺麗。でも高麗蔵が侍女の中ではメインで踊る役なんだよな。家の事情云々で仕方ないんだろうが吉弥をメインに持ってこないのは勿体ない希ガス。吉之助はかなーり意外だったがw侍女の拵えのときは一応女性らしく見えていた、てのもかなーり意外www

    間狂言では平成生まれのジュニア勢が4人。玉太郎のプロ根性に目を見張る。まだ5歳じゃなかったか?
     #踊り始めてすぐに水干の紐に脚を引っかけた。
     #どうしよう、という表情などこれっぽっちも見せずに不自由な格好で型を極めようとしていた。
     #慌てて後見が駆けつけて外そうとしている最中も自分の踊りをちゃんとこなそうとしていた。
     #もー、そこまでやったら舞台さらうね完璧にw後ろで寝てる演技の松江はさぞ様子を見たかったことであろうwww
    廣太郎・廣松兄弟、廣松の方がしっかりした出来な希ガス。玉太郎が大変だったあとちゃんと手を引いてやってる姿がいじらしかったよ廣松wそいや最近この二人の親父を見ない気がするがどーした友右衛門?
    隼人くんは声変わりが大分進んだ模様。また一段と背も伸びた。踊りも5月の所化のときと比べて上手くなったかな。何しろ背ばかり伸びて肉付きが追いつかないといった風情なんで、これでもう少ししっかりした体つきになればなおよし。ジュニア4人が舞台上にいる間は維茂主従はほとんど寝ている設定だからくりそつ親子を並べて鑑賞出来ないのがネックだがw目を覚ましてしばらくは一緒にいるんで、その間はどっち見たらいいんだ状態に陥ったよwww

    染五郎達5人が鬼女に化けてからは鬼女の方が目立つのは成り行きだが、立ち回り、ここでも種太郎大健闘。車引より更に大人の役だし、最後の極めは何故か眷属3人(3匹?)に囲まれちゃうし、実戦で鍛えられてるなーという印象。素顔はそうでもないのに、舞台上で見てると歌昇にそっくりな表情がかいま見えるのが興味深いものが。
    信二郎は貴公子然とした立ち回りを魅せてくれる。勿論貴公子はニンだが、立ち回りは先月に引き続きこんなにしっかりしてたっけ? と思わせる出来。巧くなったよー。貴公子とはいえ余吾将軍なんで、切り結ぶところは一瞬きっとした表情を見せるが、極まるときの表情は貴公子そのもの。荒事じゃないからにらみは利かさないw
     #先月はちゃんとにらみが利いてて、おお出来るんだ! とびっくりしたが(大概失礼だよなwww

    で、私が双眼鏡使いっ放しだったもんで、後ろの客が筋書で信二郎を確認してたのがおかしかったw

……さて、何回幕見しようか(爆)いやそれより夜の部追加だな、って何度観れば(ry

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人生unstable -- あるハッカー

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